財務省が12日発表した11月の対内・対外証券投資(指定報告機関ベース)によると、外国人投資家は日本株を差し引きで1兆6424億円買い越した。買越額は10月の1兆457億円を大きく上回り、5カ月連続で1兆円を超えた。景気回復やデフレ脱却などへの期待を背景に、海外勢による活発な日本株投資が続いていることを裏付けた。


 11月の買越額は9月の1兆6692億円に次ぐ今年3番目。取得額だけをみると20兆円を突破し、過去最高を更新した。利益確定目的の売りも膨らんでおり、売却額も過去最高となった。短期売買を繰り返すヘッジファンドなどを含めて外国人投資家の売買が活発になっており、株式市場の活況を支えている格好だ。


 一方、国内投資家は海外債券(中長期)を4332億円買い越した。買い越しは8カ月連続だが、金額は10月の3兆5026億円に比べて大きく減少した。個人資金が中心とみられる投資信託などの買い越しは堅調だったが、生命保険会社が売り越しに転じた。 (10:23)