世界の鉱山会社M&A、05年買収総額3倍に・価格高騰で急増
【シカゴ=山下真一】金、銅など鉱物相場の高騰を背景に、世界的に鉱山会社のM&A(企業の合併・買収)が急増している。生産量世界3位のカナダのバリック・ゴールドが同業大手に敵対的買収を提案、同4位の南アフリカのゴールド・フィールズはカナダの中堅を買収した。今年の鉱山関連のM&A総額は昨年の3倍近くに達する見込み。需要の堅調さを見込み、有力な鉱山を傘下に収める動きが活発だ。
金鉱山買収戦の標的となっているのが、ニューヨーク証券取引所に上場しているカナダの大手プレーサー・ドーム。先月末、バリック・ゴールドが92億ドルで買収を提案。実現すれば、生産量で米ニューモント・マイニングを抜き世界最大手になる。ところが23日、プレーサー経営陣が「評価が低すぎる」と反対を表明。これを受け、ニューモントのほか数社が新たに買収に名乗りを上げるとの観測が強まっている。 (17:24)