インディアン モーターサイクル サイドバルブエンジンのシリンダー オーバーホールを承りました。

多分1930年代???かな・・・古専の弊社でも最古参ですね~~。

ちょいとご高齢のエンドユーザー様で死ぬまでには乗りて~~!と言う事で急ぎで対応させて頂きました!

インディアンは数回やってますんで多少の知識はあります。

では行きましょう!

 

こんな感じのサイドバルブエンジンのシリンダーです!!!

ジブリに出てきそうなロボットの顔みたいで・・・サイドバルブ表情がかわいいっす!

ボアに対して、バルブが異様に大きい!サイドバルブならではですね!!

因みにボア84位だったか・・・に対してバルブは吸気・排気共Φ53.5㎜!!

バルブまじデカイっす!!!

 

シリンダー鉄の塊でかなり重い!!

 

O/Hの内容は

●ボーリング・ホーニング

●動弁系のO/H

です。

サイドバルブなんで、全てシリンダーで完結します!シンプルでいいですね!

 

ボーリング・ホーニングの写真撮り忘れました!!すみません!!

PISTON径が2/100㎜違いますので、マーキングのシリンダーとピストン合わせて組んでください。

クリアランスは10/100㎜で完了してます!!

 

と言う事で!次!

ガイド抜いてガイド製作しました。

ガイド素材は大型トラックで使っているバルブガイド材です。ただ鍔径がφ30以上もあって鍔一体で造れませんでしたので、鍔部は別体で作っています。基本形状は完コピで!

サイドバルブエンジンはチョイとバルブの潤滑に難がありますんで、バルブとガイドの穴寸法は、気持ちガタ?位の穴径にしてあります。

 

次にバルブです!

ステムの摩耗も無くバルブ リフェースで再利用可能でした。ペーパーで磨いてリフェースします。

 

リフェースアップ!!の写真!!

なんか気がつきましたか???

実は!インディアンってフェース角度が35度の浅角なんです!弊社はインディアン数回O/Hしてるんで知ってましたが、何も知らないと間違いなく45度でリフェースされちゃいます。O/H出すときはフェース角度チェックして下さい!と伝える事をお勧めします。

 

んで!シートカット行きましょう!!

こんな感じでシートカットします!!!

インディアンはサイドバルブエンジンなんで、シリンダーそのままだとシートカットの台に固定できません!なんで上記の写真の様にシリンダー固定治具でシリンダーを固定してシートカットする必要が出てきます。・・・因みにロールスロイス等の6気筒のシリンダーはシートカット機械をシリンダー上面に直接固定してシートカット出来るんですが、インディアンリンの様な単気筒エンジンはシリンダー上面に機械おいてもグラグラで固定できなくてシートカット出来ないんです!

 

このシリンダーの下側のプレートが固定治具です。

このプレートがあればシートカット以外にもシリンダーの上面修正面ケン等も可能になります。

 

余談ですが、RRバンク上面になんかわからん打痕がありました。

こんな感じのハンマーで叩いたような打痕があります。

ヘットガスケット合わせ面なんでちょいと気になったもんで・・・面ケン無しで送りますので、確認して頂き、面ケン必要であればまた指示ください。上記治具あるんで砥石で綺麗に研磨できますので!!

 

と言う事でシートカットも終了!

いい感じの中当たりの当たり幅1.5㎜のカットできました。

先ほども書きましたが、フェース角度35度なんで、シートカットのカッター角度も35度にする必要があります。・・・普段絶対に使わない角度なんでシートカットできる内燃機屋さん意外と少ないかもですね!!

 

と言う事で完成です!!

本日発送しますね~~!!

 

では!!!