本日、カム研磨機移設いたしました!!

こんな奴です。

まだ実動まではちと時間掛かりますが、取り敢えず据え付けできました!!!

 

この機械1970年製で私と同じ生まれですね^^

溝井製作所(師匠)の基で54年間カムを削り続けて来た名機です。

古くはストックカーのカムから、名機S20のファクトリー用 Kカムから、TSのカム・・・いろんな車種のOPカムやら~ニスモのカムも溝井製作所でけずってました。等々の名だたる名カムをたんたんと削り続けてきた由緒正しい機械です。

 

紆余曲折あり弊社が引き継ぐ事になりました!

そもそもは、師匠が「俺もう辞める!!」の一言が確か2021年の年末から始まりました!・・・それじゃ俺のu20カム削ってもらえなくなって困るし~~!!!になり、んじゃ自分の分は自分で勝手に削ってけ!!!になり・・・当然ですが、いきなりこんな癖の強い機械使えないので、教えてもらい・・・ながら・・・と言うか叱られながらでしょうか^^何度も通って自分のカムを削れる様になって来ました。その頃には、師匠から仕事あるから来てくれよ~!になってきて、2024年夏頃に機械売るから!!!になり今に至ります。

 

当然機械だけじゃありません!!

機械を動かす為のマスターも膨大です!!!

師匠の50年がここにあります!!!

これを移動するだけでも一苦労・・・

更に言うと・・・このマスター達本当は、全てお宝なんですが・・・どんなマスターなのかすでに判らなくなってるマスターが9割・・・

このままじゃお宝マスターがゴミになちゃいます!!!

師匠はマスター見ると大体の作用角が判るので良いのかもしれませんが、私はそこまで職人じゃない!ので、このマスター達がお宝でいて貰う為に、検査治具を今作っています。

どうせ作るなら良い検具にしたいと思います。作用角・リフトは当たり前の様に判る様になります。さらにこのカムはなんΦのリフターなら使える!何ミリのロッカーアームチップなら使える!まで判る様にしたいと思います。さらにはシングルカムならば吸気と排気の位相角も測れる様にします。この検具出来てからが正式に機械動かせる様な感じですかね~~!!

 

因みにちょいとよく使うマスター紹介!

 

これフュージョン・エム専用のマスター!

手前の白いチョンマーキングのカム山は、弊社U20用/L型用:75°10.8㎜リフト マスターカム!

その奥のチョンマーキングのカム山は、弊社直打用:75°12.5㎜リフト マスターカム。

因みにこのマスター使う時は師匠も私に「お前のマスター使って良いか~!」と一言相談してくれてました。

 

これ,俗称F1カム!!!

73° 9.3㎜リフト・・・数値は検具出来たらしっかり測ります。が・・・使うととても良いですよ~~!!ホンダ第2期のF1で使っていたカムらしい・・・ホントか・・・わかりませんが!とても良いカムです。お勧めです。

 

これ、75Rカムと呼ばれてるカム!

75° 9.8㎜リフト・・・数値は検具出来たらしっかり測ります。・・・使うととても良い様です。私U20では使ったことないですが、L型フリーク定番ですかね・・・良く削りました。元はホンダF3000エンジン用のカムらしい・・・ホントか・・・わかりませんが!とても良いカムの様です。

 

A型用の74Bと呼ばれているカム!

A型74° 7.4㎜リフト・・・だったかな・・・数値は検具出来たらしっかり測ります。・・・このカム1300㏄で使うと2500回転から8700位まで使えて、A型の街乗りカムとして最強だそうです。良く削ります。熊谷カム親父がC6カムを作る前に作ったカムだそうです。

厳密に言うと吸気:74°排気:76°だそうです。

 

こんな感じのマスターがものすごい量あります。

また、おいおいご紹介していきます。

では!!

 

今後も、弊社はカム研磨得意と言える様に、機器を整備していきます。

その都度、内容をご紹介していきます~

 

では!!