18R-Gの続きいきましょう!!!

前回まで、ほかしても良いHEADで燃焼室埋めたり~バルブサイズ決めたり~容積測ったり~~バルブリセス測ったり~~などHEADのチューニングの内容がほぼ決まって来ましたので、今回からは本番HEADの仕上げ行きたいと思います。

では!行きましょう!!!

 

まず、シートリング抜いて燃焼室をガッツリ埋めていきます!!

こんな感じ!!

前にも書きましたがL型とかU型とかの日産ウェッジ型燃焼室の倍以上・・・溶接棒でいうと約3倍以上の溶接盛りです!!・・・半袖で溶接すると日焼けで大変な事になちゃいます^^!

 

こんだけ盛大に燃焼室盛ってるので、かなりカムライン側変形してんだらろ~~な~~などと思いながらざっくり計測してみます!

 

これ計測の詳細写真!

変形は、カム面から見て、HEAD中心が盛り上がった感じの変形が出てます。

ストレートエッジを、HEADの後ろ側で押さえた状態で、前側に0.3㎜のシックネスゲージが入るので、まあ0.4㎜程度の変形はでてますね~~!!

まあ、L型とかU型などに比べると変形量少ないですね~~。

こんだけゴツイHEADなので剛性高いんだと思います。

ですが・・・間違いなくカムは回りません!ラインボーリング必要っすね!!

 

さて次にシートリング入れる準備していきましょう!!!

アルゴンで盛った燃焼室面をざっと面ケンした状態です。

アップ!こんな感じ!!

 

次にシートリング入れていきます!!

シートリングはコルソン系銅合金で行きます!!!

打ち込みました!!!

 

これ吸気側!

今回はφ48の純正比+5.0㎜のビックバルブ組みますので、ポートのスロート部の拡大がえぐい事になってます・・・下の写真の銅合金のリングの内側の白い色の部分を今回拡大していきます。方肉約3.5㎜スロート径7.0㎜拡大です!!ここまでの拡大は余りないっすね~~!!

 

れ排気側!

今回はφ40.5の純正比+2.0㎜のビックバルブ組みます。まあこんなもんでしょ!的なスロート拡大です。方肉約2.5㎜スロート径5..0㎜拡大です!!まずまずの拡大っすね~~!

 

次に!

リングはいったので、概略の燃焼室整形していきましょう!!

こんな感じの燃焼室に仕上げました!!!

なんか簡単に書いちゃいましたが、プラグの位置にジグを付けて、プラグの位置から4気筒同じになる様にケガキ入れて、燃焼室を削っていきます。

こんな感じの4本の燃焼室形状になります!!

4気筒揃うとなんか、いいね~~!!!かっちょえ~~ね~~~!!馬力出そう^^v

 

さて!お次!!

吸気ポートの入り口をジグ使って削っていきます!

こんな感じ!!

これでインマニとの合わせはばっちり!!の筈です。

因みに、ポート径はSTD:φ34~35㎜に対して、STDポートの下側基準にφ40.0㎜に拡大してます。なので上側に約5.0㎜拡大されたポートの入り口になります。これはインマニも同じです。

理由は、バルブの所のポートのRを極力大きく取りたいので、ポートの下側はいじらず、上側だけを拡大する様にしています。

 

と言うことで、インマニとドキングさせて状態のポートです!!

いい感じですね~~~!!!!こりゃ馬力出ますよ~~~!!!

 

なんて!ポート眺めていて、ちょいとしたHEADとインマニの段付きが気になってペーパーフラップで段修正してたら・・・

あ~~!インマニの肉なくなちゃってインマニのフランジの所に穴あいちゃいました!!

インマニも上側に5.0㎜拡大したので厳しいかな~~と思っていましたが・・・やはり厳しかったですね~~!!先にインマニが音を上げました!!

 

まあ!あいちゃたら溶接で補修するしかないっす!と言事で補修!

 

まあ、穴あいたのは1気筒だけだけれども、どうせ全気筒薄いんだから全気筒溶接で補強しちゃいましょう!

どうせなので、リブ形状にして補強します。

こんだけ溶接で補修&補強しちゃいましたからインマニのポート内にも溶接でまくり!フランジ面がたがた!・・・またやり直しっすね~~!!

おいおい直しましょう!!

 

さて!気を取り直してバルブガイド製作です!

吸気バルブは弊社のU20用を使いますので、ステム径が純正に対して細くなります。当然ステムシールも変わってきますので、その辺を加味した形状で製作します。

長いのが排気で、短いのが吸気です。

 

次にバルブです。

これ吸気です。

左が今回使う弊社U20用をφ48にしたバルブです。右はSTDです。

 

排気です。

左の亀有さんのビックバルブ使います。右はSTDです。

 

今回も、弊社の37°特殊シートカットを行いますので下記写真の左側のバルブの様に、シートとの当たり面角度を37°にリフェースします。右側はSTDで45°当たり形状。

当たり面の角度が37°にしている理由は下記を読んでみてください!!1.0㎜リフトでの実隙間比較を下記記事で書いてあります。

 

 

 

そんなこんなで、特殊シートカットして・・・修正面ケンしました!!

随分HEAD完成に近ずいてますね~~!!

これ燃焼室アップ!!!いいですね~~!!!

なんと かちょ良いのでしょう!!!いいですね~~!!!

 

吸気と排気バルブの隙間はSTD相当の6.0㎜確保してますので、今後検討してきますが、バルブオーバーラップ時のバルブクラッシュもまず大丈夫だと思います!

 

カムホルダー面も面ケンします。

やはり・・・先に書いた通り高い所(HEAD中心)から、0.4㎜の研磨量でした!!

 

次にカムラインボーリングの下準備していきます。

カムラインにこの様なダミーカムを乗せて、カムライン出しと、位置出しを行います。

 

んで、HEADの前側にラインボーリングのバイト逃げ用の半月逃げを作ってやります。

吸気・排気共に逃げを製作します。

これでカムラインボーリングが出来る様になります。

弊社はラインボーリングは外注になります。カムラインは軸が細くてクランクのラインボーリング機では出来ません!なので小型船舶のプロペラのラインボーリングを行っている外注様にお願いしてやってもらってます。

HEAD組む時、後ろ側の半月メクラを前側にも使ってくださいね~~!!

 

さて、ラインボーリングに出す前に燃焼室容積測っておきましょう!!!

 

前回より小さい63.3㏄となりました。いいですね~~!!!

随分コンパクトになりましたね!!!

この後、1.0㎜面ケンまでは可能です。

 

今日はここまでです。

ざ~と書いてしまいましたが、ま~~~~~アルミ削りまくってました・・・

HEADはいい感じになってきました。ラインボーリングが終わった後、バルブオーバーラップの検証して~~タペット調整して~~・・・意外と先長いっすね!!!

頑張って進めますね~~!!

 

では!!