ハーレー アイアン ショベルO/Hが入ってきました!
正直アイアン系は、ビックツインのショベルに比べて圧倒的に少ないっす。
人気ないのかな~・・・でも乗ると結構軽快で楽しいという事を耳にしますが!
今回この固体の症状が、白煙がすごい!圧縮が無いっぽくてエンジンの係りが
悪いとの事です。とりあえずHEADのチェックして下さいとのことです。
とりあえず、開けてみました。
排気側にはステムシールが入っています。
通常、この70年代のアイアンスポーツはオイルシールは入っていないのが普通ですので、
この固体は以前のO/H時に追加したんだと思います。
しかし・・・オイルシールがバルブガイドから外れてしまっていて、オイルシール フルフローに
なってしまってます^^・・・これじゃバルブの運動と一緒にオイルを送り込んじゃう、オイルポンプ
になちゃいますね^^
それと、後ほど検証しますが追加したオイルシールと、リテーナーがバルブフルリフト時干渉して
いると思います。オイルシール追加する場合はバルブガイドごと造り変えないとアウトです。
通常、吸気側にオイルシールを付けてやりたいのが親心てなもんですが…吸気にはありません!
吸気側は、ポート内が負圧になるので、オイル下がりが出易いということでシールが欲しくなるんです。
上記以外には、案の定…ハーレー定番のバルブガイドのガタがデカイ!てなことですかね~。
バルブ突き出し量は規定値内なので、リング交換は要らないです。
そんなこんなで、O/Hメニューは、
1:バルブ再使用 バルブリフェース
2:オイルシール追加 リン青銅 バルブガイド製作
(オイルステムシールは、吸気:国産車流用 排気:弊社オリジナルシール)
3:シートカット
4:摺りあわせ
5:オイルシール追加に伴う、LWR リテーナー改造。
6:バルブ洗浄・組み付け
こんな感じです。
では、次回もO/H内容紹介しますね~。


