S600エンジン O/H その2です~。
まずボーリング・ホーニングしていきます!
因みに、手前の各シリンダー分割式ライナーなS600です。
奥の2気筒連立しているライナーがS800です。
クリアランスは、4/100㎜+1/100㎜で仕上げました!
古い車のライナーなど、長年の応力でボーリングすると、1/100㎜程度楕円になって
しまう事が良く、良く、あります!特にS800の様な2連ライナーなどは連結している部分の剛性が
高く、以外の部位は剛性が低いので、剛性バランスが悪く、ボーリングの時、真円度を確保する
事が結構難しいです。そんな事から公差1/100㎜目標でやってます。
次にHEAD関係で~す。
リン青銅製で~す。リン青銅の説明はこちら→リン青銅詳細説明
ステムシールを付ける為、抜け防止の加工を追加で施します!ステムシールは日産流用します!
因みに、ステムシール取り付け部の直径公差はかなりシビアな公差で作られています。
細すぎると、ステムシールが外れて、オイルポンプになっちゃいますし、太すぎるとシール部が
広がってしまい、シールの役目を果たしません!
公差どの程度でつくってますか?と聞いて教えてもらえない加工屋さんではあまりステムシール
追加するガイドを作るのはやめた方が良いかもしれません!
あ~~暑くて・・・今日これまで~!
では、では!

