今回は動弁系のご紹介です。


U20エンジンは、純正状態でも吸気:φ45.0 排気:φ35.0 のバルブが入っています。

このサイズは、L型のビッグバルブと同じ傘径です。更にシリンダーブロックには、

結構大きなバルブリセスが刻まれています。バルブの逃げなのか?吸気フローを

意識したのか?判りませんがここまで出力に特化したエンジンはなかなかないっすよ~~!

弊社では、そんな素晴らしいU20エンジンを更にビックバルブ化しちゃいますよ~~~!!!


では、どこまで大きなバルブが入るのでしょうか!!!


fusion-mのメカなブログ
上記検討図を見ると、ボア径によって入るバルブサイズが違う事が判ります。

ボアφ92であれば、吸気弁:φ50.5 排気弁:φ38.0~38.5程度まで行けそうです。

ボアφ90であれば、吸気弁:φ48.5 排気弁:φ36.0が限界でしょう!!

特に、排気弁の外側が、ボアと干渉する為に、ボア径とバルブ径が連動して大きく

なります。…純正と同じ様に、ブロックにリセス掘ればよいじゃん!!と考えている

方は優秀です^^!でも問題もあります。

ビックバルブを組む方は、間違いなくハイカム組んで、面ケンして圧縮比上げてます…

そうなると、リセスが深くなりすぎて、ピストンのトップリングにまでリセスが掛かってしまいます。

それを防止する為に、トップリングをリセスより下に下げていくと、ピン上(コンプレッシュンハイト)が

長いピストンになってしまいます。要はバランスです…なので弊社では、上記の図のバルブサイズ

が限界だと思っています。


次回は、弊社U20用 ビックバルブの詳細をご説明~~!


では、では!