こんにちは。
城田幸林です。
久々のブログ更新失礼いたしました。
ああ、やっと文章が書ける嬉しさでいっぱいです!
さて、それでは4月の一発目、行ってみましょう。
先日、念願かなって「白雪姫殺人事件」鑑賞しました!
ベストセラー「告白」でお馴染み湊かなえさんの小説の映画化です。
美人OLが殺害され、容疑者となった同僚女性の人物像が、SNS炎上の噂によって
魔女のように語られ形作られてゆくミステリーです。
現代のネット上の噂の恐怖がテーマにされていて、
上映後に女子高校生達が
「やだー、めっちゃ面白くない?」
「やばいよー。こういう事おこりそうだよー。」
と、盛り上がっておりました。
そうんなですよ。
確かに現代のインターネットの書き込みがテーマである事に変わりはないのですが、
が、、、、、
が、、、、、、
この映画、人の心に焦点をあてて鑑賞すると「メンタルの3D映画」と言えるほど面白い。
心理療法で、問題の相手に見立てた椅子を用意して、
相手側の椅子に座ってみるという技法はご存じですか?
相手の立場にたつと違った景色が見えたりしますよね。
起こった出来事は一つ。
でも、各人それぞれによって見える景色も記憶もバラバラに違う。
まさに、各人のコンプレックスによる、コンプレックスの映画と表現したい。
さて、テレビワイドショー制作スタッフで本作のパパラッチ的男性「赤星雄治」
を演じた綾野剛さん。
映画宣伝のインタビューでご自分の役を
「どうしょうもない、最低の人間です。」とクールに言い放っていました。
本当にそうでしょうか。
コンプレックスの視点から見ると、どんな登場人物も
100%の悪人には思えないのですが、、、。