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【回顧録0190】
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会場ではプロモーターらしき人物を捕まえては、試合に出してくれるよう直談判する。

とにかく実力をつける為にも実戦を積んでいくしかないのだ。

しかしスペイン語もしゃべれない日本人を使ってくれる訳もなく、ほとんどが話すら聞いてもらえなかった。



一方、試合は組まれないものの、街にはずいぶん慣れてきた。

バスや乗り合いタクシーといった交通機関も迷わず乗れるようになる。

こうなると世界がグンと広がったように思えた。

国境の街ティファナでは、ほとんどの店で英語が通じる。

おかげでオレの片言の英語でも充分暮らしていけた。



街に慣れたことで、それまで手を出さなかった食べ物にも手を出すようになる。

「メキシコの食べ物は危ない。」

日本を出る前に周りから散々言われていたが、毎日目にしていると大丈夫のような気がしてくるから不思議なものだ。

実際、屋台で売っているタコスは実に美味しそうだった。

「国境の町なんだから、半分アメリカみたいなもんでしょ!アメリカの食い物は大丈夫!」

我慢できなくなったオレは、そんな根拠のない言い訳で街角のタコス屋に入った。

辛いモノは苦手だが、初めて街で食べたタコスは悪くなかった。

これで味を占めたオレは、当たり前のように屋台でもメシを食うようになる。

・・・が、それが良くなかった(苦笑)



ある日の夜、恐ろしいほどの腹痛と嘔吐に襲われた。

10分おきにトイレに駆け込むオレをみて、市原さんが声をかける。

「英治、大丈夫?」

市原さんも昼間同じ物を食べたはず。

「おかしいな~、オレはメキシコで当たった事ないのにね・・・」

どうやら市原さんの胃袋はメキシコ向きだったようだった(笑)


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◇イベント、ライブ出演情報◇
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○3/6(日)梅屋敷【UOYA】
○3/7(月)蒲田【串猿】
○3/13(日)渋谷【ヘッドロックカフェ】
○3/31(木)赤坂【ふらっとんcantina】
◇4/4(月)蒲田【串猿】
◇4/17(日)台北【詳細後日】
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