蒲田・串猿マンスリーライブ!

久しぶりのライブ!おまけにCD『隼の唄 弐』がリリースされてから初ライブ!

イヤでも力が入るってもんです(^^)

キャンセルなんかもあって若干数席があります♪

もちろん大好評のTシャツも販売します(*^^*)


参加希望の方はproject@hayabusa.good.scまで!

この機会にぜひ!



ニュー CD『隼の唄 弐』全国のタワーレコード、タワーレコードオンラインにて発売中!






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【回顧録0176】
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電話が切れた後も受話器を握りしめたままでいた。

「一人前になるまで戻ってくるなよ」

その言葉を思い出し背筋が伸びる。

同時に入門当時の事が甦ってきた。

プロレス入りするときは「二度と帰ってくるな」と、勘当同然で家を出た。

デビューして地元での試合が決まり、観に来てもらおうとこのピンク電話から実家にかけた時は

「もしもし、英治だけど・・・」

名前を言い終わる前に電話を切られた。

それでも当日は、たくさんの知人を連れて足を運んでくれた。

面と向かえば「帰ってこい」としか言わなかったけど、それが親父なりの激励だったと思う。

今回は「一人前になるまで戻ってくるな」

だいぶ優しくなった言い回しに、少し笑顔になっている自分に気が付いた。



ホッとしたのも束の間、次は当時付き合っていた彼女への電話が待っていた。

実家への電話よりも格段に緊張感が高い。

何と言って説明しようか考えてから、大きく深呼吸をする。

用意した十円玉を流し込んだ。

トゥルルルル・・・

いつもより呼び出し音も長く感じる。

トゥルルルル・・・

留守かと思った瞬間、受話器を取る音が聞こえた。

「もしもし?」

「あ、オレだけど」

平静を装い、いつもの調子で続ける。

「巡業終わったよ!」

「知ってるよ。おととい言ってたじゃん。・・・どうかした?」

様子がおかしいのが伝わったらしい。

「いや、どうもしてないよ・・・」

あわてて取り繕った為に、肝心な事を話すタイミングを逸してしまった。

一瞬考えて言葉を繋ぐ。

「明日って時間ある?」

「夜なら大丈夫だよ。」

「じゃ、メシ食いにいこう!」

結局言い出せず、明日の約束をして電話を切った。



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◇イベント、ライブ出演情報◇
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◇2/3(水)【CD『隼の唄 弐』発売】
◇2/10(水)【25周年記念Tシャツ発売】
◇2/22(月)蒲田【串猿】
◇2/23(火)赤坂【ふらっとんcantina】
◇2/26(金)後楽園ホール【FMW】
○3/6(日)梅屋敷【UOYA】
○3/7(月)蒲田【串猿】
○3/13(日)渋谷【ヘッドロックカフェ】
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予約、講演&ライブ依頼のお問い合わせはproject@hayabusa.good.scまで!