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【回顧録0154】
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電話の向こうで丸藤くんが詳しい状況を説明してくれるのだが、まるで頭に入ってこない。

「また連絡します。」

いつのまにか電話は切れていた。

間もなくテレビから速報が流れる。

「プロレスラーの三沢光晴さんが試合中に死亡」

そのテロップを見ても受け入れられないまま

「三沢さんが死んだ」

その言葉だけがリフレインしていた。



速報が流れた瞬間からオレの電話は鳴りっぱなしになった。

しかし到底出る気にはなれず、次々に表示される名前を呆然と眺めていた。



そうやって1時間ほど経ったころだろうか、表示された名前にオレは反射的に電話を取った。

「もしもし・・・」

「江崎さん・・・僕はどうしたらいいですか?・・・」

声の主は博多大吉くんだった。

明らかに動揺しているのが伝わってくる。

とは言えオレだってどうしたらいいのかわからない状態だ。

「とりあえずウチにおいで。」

オレは無意識にそう言っていた。

1時間後、現実をどうやって受け入れたらいいかわからず、オレたちはただグラスを握りしめて、無言でうつ向いていた。



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◇イベント、ライブ出演情報◇
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◇1/24(日)渋谷【ヘッドロックカフェ】
◇2/22(月)蒲田【串猿】
◇2/23(火)赤坂【ふらっとんcantina】
◇3/6(日)梅屋敷【UOYA】
◇3/13(日)渋谷【ヘッドロックカフェ】
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