三沢さんのことでまだ呆然としているときに人生からメールが入った


「今朝テッド・タナベさんがなくなりました・・・」


続けて届いた訃報に、携帯の画面を見つめながらしばらくは何の感情も湧いてこなかった。
しばらくして中村理恵からテッドさんの死を伝える電話が鳴る・・・話をしているうちにやりきれない気持ちでいっぱいになった。


「なんで・・・」


そんな思いは今も消えないけど、オレの前ではいつも笑顔だったテッドさんに敬意を表して、明るく行きたいと思います。



ちょこちょこFMWにも上がってもらってたから思い出もいろいろあるけど、オレが新弟子のころのイメージは、やたらと大仁田さんに怒鳴られて平謝りしてる姿だな^^;
新生になってからは、先輩であるテッドさん捕まえてイタズラばっかりしてたオレたちに、困った顔しながら付き合ってくれてたっけ^^


ビッグマッチでは必ずと言っていいほどテッドさんに裁いてもらってた。
試合になれば丸い体で転がるように、オレたちにもお客さんにも邪魔にならないよう動いていたところは「さすがテッドさん!」って感じだった。
控室に戻ると選手のオレたちより汗をかいてるテッドさんに「オレたちより汗かいてるってどういうことっすか?痩せた方がいいッスよ」なんてからかわれては「そうだね~^^;」と人懐っこい笑顔で笑っていたのが昨日のことのように思い出される。
「いやぁ~、おつかれさまでした♪」って声聴いて握手するときの安心感は、他のレフェリーとは違う温かさがあったんだよな^^


一緒に食事に行く機会はあまりなかったけど、一度だけ誘ってくれたことがあった。


「ハヤブサ選手は鶏肉好きですか?」


「大好物ですよ^^」


「よかった♪行きつけの美味い名古屋コーチンを食わせてくれる店があるんで一緒に行きませんか?」


この頃『名古屋コーチン』を知らなかったオレは


「え?鶏じゃないんですか?」


「いや・・・^^;とりあえず行きましょう^^」


いざ行ってみると驚くほど美味かった♪
いまだに『名古屋コーチン』と聞くとテッドさんを思い出すくらいだ^^


・・・調子に乗ってくだらない事書きすぎたかな^^;



みちのくプロレスで旗揚げ当初から苦楽を共にしたサスケや人生のショックは、言葉では表せるものじゃないだろう。
プロレス界においてもその損失の大きさは計り知れない。
それだけに残念でならない。


またいつかオレも裁いてもらいたかったな・・・。


テッドさん、おつかれさまでした!そしてありがとうございました!