最近質問されたお話。
がん患者さんがオピオイドを使用して便秘になるのはよくある事です。
でも便秘って意外と辛い![]()
なんとか下剤だけでなく食事で工夫できないかな~という疑問で出てきたのが
オリーブオイル活用法です![]()
だってオリーブオイルで浣腸するっていうんだもん。辛いじゃないか![]()
オリーブオイルにたくさん含まれるオレイン酸は、ω9の一価不飽和脂肪酸です。
オレイン酸は胃の滞在時間がほかの油より短くて、胃酸の影響が少ないといわれます。
そして小腸で吸収されにくい。
界面活性効果(乳化作用)もあります。
なので腸の内容物に入り込みやすく柔らかくしてくれます。
オリーブ浣腸はこの効果を使って便を出しやすくするのですが…。
飲めばいいと思う…![]()
オリーブオイルはエクストラバージンオリーブオイルを使ってください。
一番有効なのは食前にティースプーン1杯をお湯に混ぜて飲む方法ですが、
別に無理に飲まなくても大丈夫。
ご飯に混ぜる。味噌汁に混ぜる。パンにバターの代わりにして塗る。
何でもいいので食事の時に必ず取るようにすればいいのです。
それだけで便通は改善するといわれています。(全員ではありませんが…。)
油をご飯に混ぜるというと驚かれることも多いのですが、
コンビニのごはんやお弁当屋さんのご飯には艶出しのために使われています。
病院ではカロリーアップのために質の良いオイルを混ぜることもあります。
がん患者さんであればカロリーはできるだけ取ったほうがいいので一石二鳥かも![]()
オリーブオイルには保温効果もあるので体も温まります。
痩せている人は寒いでしょう。
体は温めたほうがいいのです。免疫力もアップするから。
ちなみに呼吸困難がある人は、主食の炭水化物(ごはんとかぱんとか)を増やすよりも、脂質を増やしたほうが体がらくちんです。
お口から入った栄養は、分解される過程で二酸化炭素を出します。
その二酸化炭素の量が脂肪は一番少ないのです。
ただでさえ息苦しくなるのに、二酸化炭素がたまったらもっと苦しくなるじゃないですか![]()
だから体の中に発生する二酸化炭素は少なくていいのです。
もう一つ、少しでも消化吸収のエネルギーを抑えたい場合は、オリーブオイルではなく中鎖脂肪酸(MCT)というオイルを使うといいです。
例えばココナッツオイル。
中性脂肪として体の中に蓄積されにくく、腸で消化吸収されるときに消化酵素の助けを必要としないので、体に吸収されていくスピードがはやくてすぐにエネルギーとして代謝されるのです。
アルツハイマー病の改善効果もあるといううわさがあるのですって。
脂質ってただ太るとか怖いだけじゃないんだな![]()