今日はある技術者と食事してきた。
彼は本当に情熱ある技術者だ。
年齢は58歳で、それなりの年なんだけど、
今でも技術者としての情熱を持っている。
口数はそれほど多くなく、どちらかと言うと口下手な方。
それでも彼が発する言葉に気持ちがこもっているのは、聞いていてよくわかる。
仕事は目標を持って、それを達成するために行うべき。
彼がよく言う言葉だ。
現在の延長に将来があるのではなく、
行きたい将来に向かって現在を生きる。
そんな風に生きたいというのが彼の信念だ。
よく分かる。
オレとしては実は苦手な考え方だ。
もちろんそうやって生きたほうが人生が充実したものになるのは確かだし、
オレだって学生時代はそうやって生きてきた。
ただ、いつの頃からか、今できること、やりたいことを一歩一歩やっていけば
その積み重ねでそれなりの人生になるのではないかと思い始めてきた。
今でもその考えは変わらない。
でもやっぱり、しっかりしたことを成し遂げようと思ったら、
目標を立て、実現計画を考え、それにもとづいて実行するのがセオリーなんだろうな。
今日は改めてそんなことを感じた。
オレは彼と一緒に仕事をしたいと思っている。
彼を当社で採用したいと考えている。
彼にはそのことを伝えてある。
彼もそのことに関しては同意してくれている。
後はタイミングと、それこそ一緒に行うことの目標をしっかり立て、
計画を考える必要がある。
幸いにも後3ヶ月くらいはお互い時間がありそうだ。
慌てる必要はないので、しっかり考えてから実行に移そうと思う。
きっとこういう人達が今の日本を作ってきたんだろうな。
ものづくりに情熱をかけ、後輩を育て、
還暦近くなってもなおその志を持ち続ける。
ものづくり立国日本の原点を見た気がした。