前回このブログに書いたように、次の日に長女の勉強をみて
みた。
長男と同じくチャレンジはやってはいるものの、しっかりと
親として、今まで把握していなかった。
たまにみると自分で○つけまでしているので、まあよし、と
していた。
長男の場合、1年生の3学期から毎日勉強をみてきた、という
こともあるのだろう、今では、学校の宿題、基礎的なチェッ
クはチャレンジで行い、先取りを塾でやっている、という流
れができあがってしまった。
長女は1年生の1学期は、長男の時のように妻が勉強をみる、
といっていたのだが、やはり途中で挫折し、今にいたる。
やはり私がみなければならないようだ。
さて、実際にみてみた。チャレンジではあてにならないと思
い、目の前で足し算引き算カードという、算数セットに入っ
ているものをさせてみた。
例えば表に3+5と書いてあり、裏に8と答えが書いてある
ものだ。
紙に書くのではなく、問題を声にだして、とにかく早く答え
を声でださせる、といったゲームみたいなものだ。
目の前にストップウォッチをおいてやってみた。
今2年生になったばかりだが、勉強をみていなかったせいか、
なかなかすぐにはでてこないのである。
以前に娘(長女)が、「友達が公文にいっているけど、私は
いきたくないんだよ」と言っていたことがあり、その理由が
計算に指を使えないからだと、大笑いをしていたことがあっ
ったが、言葉通り、2年生になった今も指を使って計算をす
る。
しかも、すごいなと思ったのは、例えば14-8みたいな繰
下がりや繰り上がりといった計算を、片手で解くのである。
10を超えるわけだから、指は10本使うはずだが、娘は
全て片手で計算できるのである。しかも、めちゃくちゃスピ
ードが早い。
その姿がかわいくも見えるから、自分ながらにどこまで親ば
かなのかと我に返った。
ただ、やはりどこかで指の単位を間違えるのだろうか、例え
ば15-7という問題を12と答えたりする。
なんとなくわからなくもない間違いだから笑える。
これはこれで、すごいと思ったが、やはりよくないと判断し
指は使わない、というルールでやってみた。
やはり、時間がかかる。
指を使わない理由は、昔からそうなのだが、10という単位
を頭の中で理解しないと、今後、もっと複雑な計算がでたと
きに理解できなくなるからだ。
小学校一年生のお子さんをお持ちの方は当然、ご存じだと思
うが。
例えばこうだ。14-8の場合、まず14を10と4ででき
ているとみる。そして10から8を引いて2、2と前にわけ
た4を足して6、という理解が必要なのである。
文章に書くと難しく見えるが、実際にはこのほうが、計算ス
ピードも早い。
そこができていないと思い、娘がやっているときに横からす
ばやくヒントを声に出して言ってみた。
前述の14-8であれば、「14は10と4だから、10ひ
く8は?それと4で」と私がいうのである。娘はカードを見
ながら私の質問に答えていけば、答えまで導き出せる。
我ながら、素晴らしいやり方だと思った。
しかし、思いがけないところに落とし穴があった。
14は10と4だから、10から8引いたら?といったとこ
ろで詰まってしまうのである。
10がなんとなにでできているかを、空で言えないのであっ
た。
これは困った。
長い旅は始まったばかりである。かわいい娘のためだ、どこ
までも付き合ってあげるぞ。
しっかりと決断できた日であった。