一幕の終わりと始まり | ふせい白書

ふせい白書

あらあらまたこんなことを?よろしくないわねえー。ちょっと成敗してあげましょうよ。

一幕の終わりと始まり


久しぶりに書いている。


ブログを楽しんで読んでいただいていた方には申し訳なかっ
たが、ずいぶんとあけてしまった。
これからは定期的に書いていこうと心に誓ったので今後とも
よろしくお願いします。


今日は少し眠れそうにない。さっきまで客と話していた。


客といっても年は76歳、神楽坂に20数億の邸宅を構える資産
家である。夕方5時半くらいから11時過ぎまで、実に6時間は
いっしょにいたことになる。おまけにほとんど客が話してい
た。客?お客様というべきか?!


その代わりというのは変だが、「君は地方出身の割には立派
だ」と言われた。
多分喜んでいいのだろう。


ところで、少し前の話になるが、2月の頭くらいに、私の中
で一つのステージが幕を閉じた。


このブログを昔から読んでいる方はご存知だと思うが
「僕は塾にはいかない」
といって、結局いくことになった長男が中学受験を無事終え
たのだ。


実に丸2年の全力疾走だった。


結果からいうと5校受けて4校合格。落ちた1校が第一志望
校であった。


結果的には第二志望の学校に通うことになったが、合格した
4校のうち第二志望の学校より偏差値的には上、東京では最
ではないが、難関校と呼ばれる有名校にも受かった。


そこに行かなかった理由は、男子校である、魅力的なシステ
ムがない、というきちんと家族で話し合ったものである。


私が偏屈そうでも、私が勝手に決めたことではないというこ
とは、誤解を招きたくないので一応言っておく。


おまけに第二志望の学校にはトップで受かったみたいで、入
学式では総代で挨拶までさせていただいた。


本人にはこれからプレッシャーになることがあるとは思うが
これからも応援するので頑張ってほしい。


出会いがあれば別れがあるように、ステージが一つ終わると
また次のステージが訪れるもので、勉強の嫌いな長女の勉強
のお相手を今はしている。


片手の指で繰り上がりの足し算や引き算をする特技を持つ話
は以前書いたが、当時1年生か2年生だった彼女が、今年4
年生になり、計算を筆算でするようになった。
ただ、勉強嫌いで適当なところは箔をつけてきた。


先日、理科の勉強を教えていたところ、空気と植物、人との
かかわりの分野で、「空気は何でできてる」
ときいてみた。教科書に載っていたからで、私が勝手に意地
悪な問題をだしたのではない。


正しい答えは、酸素と二酸化炭素、皆さんご存じのもの。
ところが娘が答えた素晴らしい答えは


「二酸化炭素とでんぷん」


であった。

私は耳を疑った。同時に絶句、思考停止となった。


がすぐさま、正気を取り戻し、もしかしたら私が違う質問を
してしまったのではないか、聞き間違いなのではないか、と
思い、再度同じ質問をしたところ、娘も少し違和感があった
のか
「でんぷんと二酸化炭素」
と答えた。


順番をかえていただいた。


私は笑えなかったが、この話をあとで嫁に話したら爆笑して
いた。


受験まであと約3年はある。前向きに考えたい。