夏のたより | ふせい白書

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あらあらまたこんなことを?よろしくないわねえー。ちょっと成敗してあげましょうよ。

夏のたより


1.白いさざ波見つめてすわっている
  君との思いでがよせては消え
  胸をさらっていく
  
  波間で遊ぶ人を見る
  本当は君以上に愛することはないと
  知っているのに


  雨が降り風が吹いて夏のたよりが来ると
  君と離ればなれの
  季節(とき)を思い出す


  ああ 永遠に戻ってこないと
     知っていたなら
  ああ 愛されることをのぞむ
     君を離さなかった



2.太陽が昇り時間(とき)がすぎ
  目の前を通り過ぎていく
  僕は砂を踏みしめ空を見上げる


  日がさし聞こえる波の音
  もうそばに君はいない
  目を合わせるとどうして
 
  本当のこと言えない
  すれ違いの日々は
  2人を遠ざけていた


  ああ 抱き合っていても2人は
     ここにはいない
  ああ 愛することをのぞむ
     僕を信じられず



3.涙で埋められたあの日の
  さびしそうな後ろ姿
  どうしても別れなければならない理由(わけ)


  いつの間にか空は晴れ
  訪れるいつもと
  同じ夏 大きな分かれ道に


  君はとまどって
  泣いてばかりいた
  ひとときの通り雨
  
  ああ ひとりでまた封を
     あける夏のたより
  ああ 愛されることをのぞむ
     君を待ち続けている



  ああ 永遠に戻ってこないと
     知っていたなら
  ああ 愛されることをのぞむ
     君を離さなかった


ああ ひとりでまた封を
     あける夏のたより
  ああ 愛されることをのぞむ
     君を待ち続けている