僕は塾にはいかない | ふせい白書

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あらあらまたこんなことを?よろしくないわねえー。ちょっと成敗してあげましょうよ。

あれほど塾には行かないと言っていた長男が、あっさりと行く
ことにした理由を聞いてみたいとは思うが、まだ話をしていな
い、そこで予想をしてみた。


1・仲のいい友達にテストのときにあった。


その塾には同じ学校の友達が数人行くという情報はあったし、
もともと行っている仲のいい友達にも誘われていたので、要因
はあったのだが、一番仲良くしていた友達に会ったということ
は大きい。


この友達は学校でもいつもいっしょらしく、お互いに子供だけ
で家に泊まったことがある仲である。


その友達がいたことがよほどうれしかったのだろう。
と推測する。


2・水嶋ヒロにあこがれている


長男は今さらではあるが、仮面ライダーにはまっている。
普通は5,6歳のときにはまると思うのだが、5年生を目の前
にして、家の中で仮面ライダーのベルトを巻いて遊んでいる。
一度、友達と待ち合わせた公園にベルトをはめて遊びにいった
ことがある。


もっと笑ったのは、友達がうちに遊びに来た時に、その子もベ
ルトを巻いていたことがある。


そこで、多数いる仮面ライダーの中でも、仮面ライダーカブト
に変身していた、水嶋ヒロに傾倒しているのである。

彼の受賞作、KAGEROUは発売当日に買ってやったが、2,3日で
読破している。


父親の私は未だ読んでいないが。


母親(私の妻)も先日本屋で水嶋ヒロが特集の雑誌を買って
きていた。
長男は仮面ライダーのベルトをして、その雑誌を読んでいて
目撃した母親は笑っていた。


そんな長男がある日、「僕、水嶋ヒロさんと同じ学校にいきた
い」と言ってきた。


その時はわからなかったのだが、彼は慶応大学卒業らしいこと
がわかった。
これはシメタ、と思ったのは言うまでもない。


あくまで強制はしないが、水嶋ヒロさんと同じ学校にいきたい
なら塾は行った方がいいんじゃないか、という会話ができる
ようになったのである。


いいすぎるのも逆効果なので、チャンスを見つけて、ぼそっと
いって、一応本人にインプットしておいた。


3・テストの成績がまあまあだった


その塾には同学年で3クラス設定されている。


成績順であるが、新設された塾なので、新規募集ではあるが
最寄り駅近辺には気のきいた塾がなかったので、同塾で電車
で通っていた子供が移ってきている。


それから、他の塾に通ってきた子供も、駅近くにできたとい
うことで、塾をかえて、編入している子もいる。


ということから、塾にいったことがない長男が一番上のクラ
スに入るのはほぼ無理である。


が、私には妙な自信があった。

4年間長男の勉強を毎日みてきたのは私である、長男の学

力は私がよく知っている。


先取りをするつもりではなかったが、家できちんと勉強でき
ていれば、今の学校の勉強のすすみぐあいであれば、余裕で
先取りになっていたのである。


なんとか、一番上のクラスの下の方で、入るんじゃないか、
とよんでいた。


つづく