10月5日、デイサービス「ツクイ」に伺い、マジックとハーモニカのコラボをしてきました。楽しかったですねえ。
施設に通われている人は軽重はあっても何らかの障害をお持ちです、生きる意欲は少しずつ失われてるのではないでしょうか。そういう皆さんにマジックを見てもらったり、ハーモニカ演奏を聞いてもらったりして、少しでも意欲的に気持ちが動いたらと思います。
私は歳をとってきたので、荷物はだんだん少ないほうがいい。すると、どうしてもおしゃべりマジックが多くなります。施設のみなさんと対話しながらマジックを進めていきます。マジックよりも対話の方がみなさん、おもしろいらしく、私も皆さんのお話に耳を傾けます、私語を慎めとよく言いますが、私語にこそ真理があるものです、耳を澄まして聞いています。
いつもやってる新聞の復活のマジック。びりびりと破った新聞、見事に元に戻しました。すると、前列の男性が、「おまえ、新聞なんか復活させんと、おれを復活させろ」と。いやあ、笑いましたねえ、今日ここに来たかいがありました。
ハーモニカのOさんは親友です。彼は中島みゆきの曲や新世界、ムーリバーなどを演奏しました。じっくり聞いてもらってから、今度は会場の皆さんになつかしい歌を歌ってもらいます。里の秋と浜辺の歌。40人分の歌詞カードを用意して、ハーモニカに合わせて歌ってもらいます。心に染みるなつかしーメロディーです。
マジックを見る、ハーモニカを聞く、声を出して歌う。一粒で2度おいしいと言う宣伝文がありましたが(古いですねえ・・・)、3度おいしいコラボです。
終ってみれば、楽しんだのは私たち、生きる力をいただいたのは私達です。デイサービスの利用者さん、スタッフの皆さん、ありがとうございました。
軽口の言葉あふるる世にありて言霊たりし短歌を詠まむ 神田民司
これが短歌かどうか、わかりません。
10月8日付中日新聞、小島ゆかりさん選。
いいのができませんが、ぼつぼつと作り続けます。