7月4日、月1回のマジック研究会、と言っても、ベテランのTさんと海老カツのおいしい「楽一楽座」での二人会です。
Tさんは私との話し合いがとても楽しみで、前日には必ず明日よろしくのメールがきます。私も何か新しいネタを持っていこうと、古いマジックの本を持ちだして、一つか二つ用意していきます。
私は非売品の専門家しか持っていないだろう本があって、本を読むのは好きな私ですが、マジックの解説を本だけで理解することはなかなか難しい。まして専門家の本だから、謎を解くように読まないといけない。まあ、時間があるときはいいのですが。
たまたま、開いたところが、簡単な錯覚をうまく利用したカードマジック作品の紹介でした。これは、言葉のトリックと簡単な技法ひとつ使えば、面白くできる作品になっていて、きとTさんは喜ばれるだろうと、何回か練習をしました。
赤いカード5枚、黒いカード5枚の10枚使います。赤黒が交互にセットされています。一枚ずつ赤、黒と左右に置いていきますが、最後の2枚は必ず赤2枚になるのです。とてもシンプルですから、言葉巧みに誘導する必要があります。シンプルだからこそ面白い。このマジック、今までやっている人を見たことがありません。
当日、Tさんに披露しました。とても不思議がられ、喜んでくださいました。
私はTさんにコインスルーテーブルを教わりました。4枚のコインが一枚ずつテーブルを貫通するというマジックです。たくさんの人のこのコインマジックを見ましたが、T
さんのが一番シンプルで私にもできそうです。1枚目、2枚目は音の錯覚、3枚目がむずかしい。私はいつもここでつまずいています。でも今日は何となくコツがつかめたようです、できそうだという感覚ができました。やっとできそうで、たぶんできるでしょう。人に見せるのでなく、一人楽しみたいコインマジックです。
今日のブログの結論。できなかったマジックもいつかふっとできるようになるということ、マジックは星の数ほどありますが、結局、トランプと500円硬貨があれば、十分楽しめるということです。長年、真にマジックを楽しんできたT
さんと私、行き着くところはコインとトランプでした。