私たちより少し上の人、戦中、戦前に生まれた人たちはほとんどの人が辛酸、苦労を経験されています。
どん底を味わったから今は何も怖いものはないとかアメリカの飛行機が東京へ向かう途中に名古屋に爆弾を落としたとかいう話を聞きますと、今の平和がなんとありがたいことかと思います。
ちょっと表現できない悲惨な、経験をされています。
だから、デイサービスでマジックを披露するとき、利用者のみなさんに感謝と尊敬の念をもって接しています。
5月17日、デイサービス「岡崎の湯」でマジックショーをしました。岡崎の湯と言っても、いわゆるスーパー銭湯ではありません。ここはお風呂を売りにしているデイサービス施設です。
マジックショーはマジックと踊りのバラエティーショーです。
フクちゃんの華やかな演技と年季の入ったÉさんのどじょうすくい。そして、私のマジックのようなマジックの豪華3本立てです。
30人ほどの利用者さん、しっかり見て笑ってくださいました。スタッフの女性がよく盛り上げてくださいます。
私は、最近、4つ玉に凝っています。70歳の人間が4つ玉に挑戦しています。
今まで、ゴム製のボールでしたが、今回、木製のボールにしています。指に4つのボールを挟むのがなかなか難しい。でも、やりがいのあるマジックであることは確かです。
いつもボール一個をポケット忍ばせて、ひまにあかせて手の中で転がしています。
普段の何気ない努力が効いてきます。
ショーが終わってから、控室で3人談笑しました。
フクちゃんが「スタッフさんが私たちのことを、プロみたいと言ってたわ」と笑顔で話しました。その言葉、掛け値なしに受け取ります。
フクちゃんの華麗なマジック、プロみたいです。Eさんの踊り、名取級です。私だって、もうマジック歴、40年近いですもの。
だけどあくまで「プロみたい」であって、決してプロではありません。掛け値なしのプロみたいです。