30歳すぎてから精神的におかしくなり、仕事に行けなくなり、心療内科に行くまでは
退職しなければいけないと思っていました。
当時、私の様子を見ていた家族もみんな「辞めた方がいい」と言っておりました。
そんな気持ちで心療内科の診察に行くと
「辞めるよりも『休職』の選択を考えてください」と言われて驚きました。
そしてそこで【傷病手当金】というのがあることを知りました。
上記のブログにも書きましたが現在も通っている心療内科の担当医が
色々と教えてくれました。
健康保険ってこのためにあったのか。私はずっと正社員として働いていて
毎月給料から天引きされているもので何ができるのかとか知らなかったです。
申請には条件があります。
また会社にも毎月書類を作ってもらうことが必要です。
しかし、給与の2/3がいただけるので最低限の生活を出来るかたちで休職できます。
主治医は私に
「仕事を退職するのは簡単ですが、退職したらあなたはお金の心配をして
また辛くなるでしょう。あなたは10年間ちゃんと働いてきたから休職して
【傷病手当金】をいただいて体調を整えて、それでもダメだったら次を考えたらよい」
と言われて納得しました。
そしてそのことを「すぐに退職した方がいい」と言っていた家族に話をすると
「そんな制度があるの!それなら休職を選んだ方がよい」
と一気に意見が変わりました。
散々辞めろ辞めろ実家に帰ってこいと言っていたので「おいっ!!」と思いましたが苦笑
きっと一生懸命働いてきて精神的につらくなって【傷病手当金】を知らずに
辞めてしまう人がたくさんいるのではと今まで会社で働いてきて思いました。
なぜなら前職、現職ともに精神的に病んで仕事が出来なくなった方たちを
何人も見てきたけど誰も休職せずに気づいたら辞めていた人ばかりだったから。
つづく