荻生徂徠1666-1727。8代将軍吉宗からのご下問に答えた。
学生時代「日本政治思想史」の講義で丸山眞男先生が徂徠の箇所で熱を入れて話していたことは覚えている。
60年以上経ってその内容は覚えていません。
立川志の輔が何か勲章をもらったというタイムラインの関連でYoutubeを検索して「徂徠豆腐」を聞いた。
志の輔は、私の出身地富山県です。
それから、徂徠のことを知りたくなり、この「政談」が主著と知り本書にたどり着いた。
岩波文庫版は大きな本屋にもなかった。
徂徠は、本書の原稿(1726年)に「吉宗に差し出した後は焼いて欲しい」といっていたが、1859年に本になった。
本書の訳は尾藤正英によるもの(2013年。もとは1974年)で、読みやすいです。
*講談社学術文庫、1100円+税。362ページ。
詳しい解説と、1から4までの巻がある。
300年前に書かれているが、現代性もあります。
P43 薩摩藩などでは、人民が領国の外へ出ることを禁じていた。
P58 加賀には非人はいない(松雲公前田綱紀の治世の「お助け小屋」のことか)
P63(上総にいた経験から)江戸にずっといれば気づかないことも多い
P77 武士の田舎暮らしを薦める
P81 医者も田舎に住むのがいい
巻2 経済政策
巻3 人事
巻4 民事・刑事
と続きます。
