上垣内憲一「鎖国前夜ラプソディー」

 惺窩と家康の「日本の大航海時代」

 (講談社選書メチエ669、2018年。

 

惺窩は、藤原惺窩。1561年生まれ。家康より18歳年下。

秀吉の政治には思想的なバックボーンがない事を知り、その過ちを

繰り返さないように家康が求めたのが惺窩だった。

 

惺窩は、明に渡航するための手順として1596年薩摩に来ている。

その折に内之浦港(現在は鹿児島県肝付町)に1週間ほど滞在した。

家康は、外交政策の大綱を決めるに際して惺窩の国際情報を聞いた。

その惺窩は、内之浦に滞在している間にアジアの交易に関する様々な

情報を得た。

 

本書は、この時代の家康と惺窩の交流を描いています。

 

写真2

左は、家康論。中公文庫、1983年(中公新書1962年の文庫化)。

そのp121に、惺窩が家康に「貞観政要」を講義したことが書いてある。

右は、吉川弘文館の人物叢書です。1985年刊。

 

 

写真3は、内之浦町誌、2003年。

そのp296-306に惺窩の滞在に関して詳しく書いています。