※フェースブックに、3年前〈2022〉の今日投稿した。

 

【西郷南洲遺訓】

西郷隆盛に関する書物を紹介してきました。

西郷には、著書は無く、残されたのは手紙や詩だけです。

この「南洲遺訓」は、明治初年に庄内藩の有志が薩摩に

西郷を訪ね質問した折のメモを編集したものです。

 

明治も後半になり、帝国憲法発布を経て印刷物となった。

 

今日では様々な出版がありますが、手元のものは、

岩波文庫1939年版のものです。

(2004年に第51刷となっている)

 

遺訓は41項の短いものです。

そこから、3項をあげます。

 

11項

冒頭部分。

「文明とは道の普く行わるるを賛賞せるものにして、官室の荘厳、衣服の美麗、外観の浮華を言うにあらず」

 

25項

 人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして、おのれを盡して人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ねべし。

 

30項

冒頭部分。

「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は,始末に困るものなり。この始末に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大業は成し得られぬなり」

(ここでは、山岡鉄舟を指している)

 

2022年の日本社会においては、幕末維新の西郷のような高い道徳律をもって生きる人材が求められます。

 

私は、65歳で鹿児島に越してきて、〈2025年現在・84歳)この地で、

この教えを日々の生き方としている多くの人々にお会いした。