鹿児島大学郡元キャンパス北辰通り。昨日5日夕方。

 

 

UPHEAVAL  J.Diamond (PENGUIN,2020)

アメリカの人類学者が、世界の主な国を事例に「国家はどのように危機を乗り越えるか」

を論じています。

フィンランド、チリ、インドネシア、ドイツ、オーストラリアのほか日本を事例に挙げている。日本に関しては、明治維新と人口減少の現在とを2章にわたりとりあげています。

明治維新を世界史的な成功例として位置付けています。

 

「大日本史」 対談(山之晶之・佐藤優)(文春新書、2017)

幕末から太平洋戦争終焉までの外交上の失敗を吟味しています。2024年に遭遇している日本政治の混迷を解きほぐす素材を含んでいます。

 

「日本の歪み」 鼎談(養老孟司・茂木健一郎・東浩紀)

(講談社現代新書、2023)

自然科学者的な視点を基礎に現代日本の総体をとらえようとしています。

現在の混迷は、来るべき大災害にあたって、近隣の大国の支援を受けてようやく立ち直ることが出来るとの大胆かつ起こりそうな予言しています。

 

「島津氏」 分担執筆(新名一仁・徳永和喜)

(PHP新書、2024)

鹿児島県(と宮崎県南部)は、鎌倉時代以降幕末まで700年島津氏が治めてきた。日本国全体の激動の中でいかにして地域政治を守っていくかを知ることは国際社会における日本の生き方を考える際のヒントにもなります。

 

※上記4冊に関しては、本ブログで何度か取り上げてきました。

 

農学部の田んぼ、昨日夕方。