著者の藤田正勝については、本ブログで15回触れています。
本書「日本文化を読む」(岩波新書、2017)については、
・2474(2024年6月)
・第105話〈2019年7月〉
の2回紹介しています。
その要点を、2019年7月の記事でみると、次の3項です。
・日本の文芸・思想・思考に響く通奏低音は、人々の深い無常の思いだ。
・積極的な価値を否定したところに見いだされるかすかな美にこそ究極の美を見ていた。
・時代は、文化・民族・哲学の溝が深まっているが、このようなときにこそ、対話が必要だ。
本書の帯に基本の古典と作者が一覧できる。
古典を文庫版で読めるのは有難い。万葉集全5巻もあります。
9月3日2744で触れた。
能楽師安田登は、能になった古典として、平家物語と源氏物語をあげていた。
最近、集中して読んでいるのは「英語で書かれた日本・日本史」です。
(机の左の棚においています)
農学部の田んぼ。最近撮ったものから。