茂木誠と宇山卓栄による対談「世界史の原理」を再読中です。
全部で25の節がありますが、
今回が18節目です。
「プーチンはなぜ、ロシア皇帝を敬愛するのか?」
というタイトルになっていますが、p260
第1次世界大戦前のヨーロッパとロシアの関係を整理しています。
この時代を理解していないと、現在のウクライナ戦争の意味は解けませんね。
この節の要点は、末尾p271
に整理されています。
・ロシアがドイツと離れ、フランスと露仏同盟を結ぶ。
・ヨーロッパが、ドイツ・オーストリア陣営とロシア。フランス陣営に分かれる
・残る大国イギリスが、後者の陣営につく
この2大陣営の対立による第1次世界大戦がはじまり、ロシア革命が起こる。
本節でのキーワードをあげます。
アレキサンドル3世、クリミア戦争、セヴァストポリ軍港、オスマン帝国
ロスチャイルド銀行、ビスマルク、ナポレオン3世、露土戦争、
KGB,ヴィルヘルム二世、露仏同盟
明治日本も少しずつ登場してきます。