経済学者・野口悠紀雄の著作

(幻冬舎新書、2023年〉の目次を紹介します。

9つの章と「はじめに」「おわりに」がある。

 

はじめに なぜ未来を考えるのか

 

第1章       1%成長ができるかどうかが、日本の未来を決める

第2章       未来の世界で日本の地位はどうなるか

第3章       増大する医療・介護需要に対処できるか

第4章       医療・介護技術はここまで進歩する

第5章       メタバースと無人企業はどこまで広がるか

第6章       自動運転とEVで生活は大きく変わる

第7章       再生可能エネルギーで脱炭素を実現できるか

第8章       核融合発電、量子コンピュータの未来

第9章       未来に向けて人材育成が急務

 

おわりに 我々は、未来に対する責任を果たしているか?

 

各章の最後に「まとめ」がついています。

巻末に索引がついています。

 

 

野口については、本ブログで19回触れています。

本書についても1815(2023年11月)で触れています。

その項の後半から3か所引用します。

 

p8

500年の眠りから覚めて工業化にばく進し始めた中国が

日本の運命に決定的な影響を及ぼすことになった。

 

p94

アメリカの1人あたりGDP 75179ドル

日本はその46%にすぎない。

(2020年は、アメリカの6割強だった)

 

p303

日本円の実質的価値が、1995年から約30年間で

ほぼ3分の1に下落した。