茂木誠と宇山卓栄の対談「世界史の原理」
(ビジネス社、2024)を再読しています。
今日は、
第3章近世の4節目
明朝と清朝―絶対権力の腐敗と朝貢システム p208-221
です。
5つの項:
・歴代、最も腐敗と無能を極めた明王朝
・7回にわたる鄭和の「南海遠征」
・なぜ、アジア初の大航海時代が起こらなかったか
・多民族国家・中国の原型を形成した清王朝
・18世紀後半には統計人口が約5倍に増大
清王朝の康熙帝・雍正帝・乾隆帝などの時代は中国のテレビドラマでも
おなじみですね。
宇山卓栄「民族と文明で読み解く大アジア史」
(講談社+α新書、2022)の第4章が参考になります。
ミネルバ書房「よくわかる中国史」2023は
京大東洋史系の専門家による教科書ですが、
14講のうち、8~12がこの明・清の時代です。