小塩隆士著。

今日午後、大学の生協で買った。5月10日第1刷です。

著者は、一橋大学経済研究所長を務めた。東大では(経済学ではなく)国際関係論を学ぶ。アメリカの大学で経済学の修士を取り、旧経済企画庁に勤務した。その後民間企業を経て大学に籍を置いた。多数の啓蒙的な書籍を書いてきた。本書は、その総決算のようです。

 

本書の趣旨をネットでは、以下のようにまとめています。

 

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経済学は、資源や財源など与えられた制約の中でどうやりくりするかという問題に絶えず直面し、解決策をひねり出そうとします。
「拡大する格差を何とかするには」
「全世代型社会保障は可能なのか」
「市場メカニズムのカギを握る情報というファクター」
「人口減少下におけるトレードオフの大命題」
……難題の数々に、経済学の〝ものの見方〟を駆使して、効率性と公平性という2本の評価軸をもとに、原理原則から交通整理します。

 

私は公務員試験を「法律」で受けていますが、学生時代は経済学に多くの時間を割いた。60年以上前のことでいわゆる「マル経」盛んな頃ですね。

 

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以下に、手元の経済書(新書が多い)を5つのグループに分けて並べた。

本書を読みながら自分自身の「経済学の思考軸」を探ってみたい。

なお、自分が専門としてきた「社会保障」「介護政策」関係の本は、後輩たちに譲ってしまった。