※フェースブック 2017.3.3 (7年前の今日)に投稿していた。
【結局は一人一人の世界】
古井由吉「半自叙伝」(河出書房新社、2014年。写真1〉を読み終えた。
200ページ足らぬものですが、作者が75歳のときに刊行して回顧しているものなので4月に76歳になる私には「過去を振り返る」サンプルとして面白かった。
勉強ではないのですが、いつもの癖で真面目に読む場合は、インデックスを付けて、
最後にそのページごとに要約を作る(写真2)。
タイムラインでは、
p68以下の「老年」の読後感と
P29で知った芥川の「大導寺信輔の半生」
について先に書きました。
印象の残った箇所をまとめると、
・金沢の街の想いで、砺波平野(富山県)の水田の美しさ
全国を歩いています。
病気のことが多いが、私自身は幸い大病・持病はないです。
うまくいえないが、
サラリーマンが務まらないこと、抽象性へ逃げること
など、自分の心情と似ていると思いながら読んだ。
でも、幾つかの大事な箇所では私とは違う。
だから、文学というか小説は「1人1個」のものではと思いますね。
そのせいか、私には文学を読んでの読書会というものにはなじめないです。