※フェースブック 2022.2.26 に投稿している。

 

【歴史への関心と次の段階へ】

2006年、長く住んだ文京区から鹿児島市に越した。

大隅半島に住む義母の認知症が進み、妻が戻りたいという。

ちょうど65歳となり東京で良いオファーがあった。

妻に従って16年。

 

西郷隆盛のことを少し読んだりして幕末維新のことを知った。

鹿児島の知人(関東に住む)は「東京にいて明治維新はわからない」という。

12世紀末から幕末まで、この地域は島津氏が治めてきた。

全国でこのような地域はないようだ。16世紀の動乱期への関心が沸いた。

少し前からBS6で関口宏&保坂正康による近現代史を毎週聞いて、明治以降への関心を持つ。

 

山岡荘八の「小説太平洋戦争」全9巻を読んだ。

最近では、阿南惟幾・広田弘機・重光葵・幣原喜重郎・高木惣吉ら個人の伝記・回顧なども読み、加藤陽子の研究を知り、かなりの構図が見えてきた。

歴史学を研究しているわけではなく、今は、中世・さらに古代への関心が強い。

 

「次の段階」と言いましたが、

歴史を知るとともに、人間や社会の在り方で欧米と日本とでは違うことにようやく気付きます。私の若いころのテーマは、「社会政策」ですが、年金などの所得政策では国際比較の意味もありますが、医療や福祉・介護のように社会の背景が違う分野では出来上がったサービスをそのまま真似ればいいというものではないことに気づきます。

最近のコロナへの対応にもそのことが表れていますね。

 

写真は、近所の農学部の植物園で。