今日午後、紀伊国屋書店(中央駅東口アミュビル4階)で買いました。
7日夜今年の大河ドラマ「光る君へ」を見て
8日(昨日)ドナルド・キーンの日本文学評論で紫式部日記の意義を知る
→本ブログ・2125
「紫式部日記」については、文庫本でも岩波文庫や角川ソフイアから出ているが
本書は、2023年6月刊という点に惹かれた。(2002年の上下本をまとめた)
西暦1008年ごろの2年間を扱った日記だが、一条天皇の第2子として
藤原道長の初孫が生まれた時期に相当する。
「御堂関白家」の日誌という形式ながら、内省的な側面がでているという。
全体で60編あって、
原文
現代語訳
語釈
解説
の4パートで展開される。
「秋のけはひ入り立つままに」は、第1節のタイトルです。
やはり、「光る君へ」関連の新刊として、
関幸彦の「藤原道長と紫式部」(朝日新書、2023年12月)
道長と式部を追いながら、時代背景と併せての考察なので、(大河の)ハンドブックとして読みやすい。新刊コーナーに置いてあった。
手元に、関著の「刀伊の入寇」(中公新書)2021年
がある。時代を象徴する2人と、それをとりまく中世日本の政治状況をこの機会に
展望したい。