※6年前の今日2017.5.11フェースブックに投稿していた。

 

【原点回帰】

大学に入ったころだから60年近く前か。

周囲の友人の感化か、1965年の安保闘争の世相か、政治思想史のようなものを多く読んで議論した。

3年次のゼミ選択で「日本思想史」(丸山眞男先生)に入るもすぐに労働法に転じた。

その流れで旧厚生省に就職。

 

43歳で公務員を辞め、浪人を経て45歳で大学に勤める。

「老人福祉論」「社会保障論」「国際福祉論」「社会福祉概論」などを教えて来た。

 

正直言って恥ずかしいことですが、50歳代後半からはあまり勉強していませんね。致命的ですが、学内政治に時間とエネルギーをとられた。教室の現場は手を抜いていませんが。

 

そして、非常勤からも解放されたのが74歳。

最初の1年は母が亡くなったりして過ぎ、いまようやく「フリー」となる。

 

65歳で妻の親族以外知り合いのいない鹿児島にきたので、若い時のしがらみがない。

 

鹿児島で西郷隆盛の生き様を知る。正確には、西郷的人生を目指す鹿児島人と会う。

西郷自身は、著作がなく、維新後山形県人に語った短い「遺訓」だけが手がかりです。

細川元首相が昨日発売の「文芸春秋」(6月号)でこの西郷の遺訓を引用してこれからの日本社会の方向を示唆している。

西郷が書いた500通という膨大な手紙が印刷物となって残っています。

そこに日本人の思想の原点ともいうべきものが残されている。

こうして60年近く前に模索していたことが鹿児島の地で焦点があってきた。