真鍋博「歩行文明」

(中公文庫、1985)を読む。

本書は、最初1974年PHP研究所から刊行された。

真鍋博1931-2000.愛媛県出身。

 イラストレーター、アニメーター、エッセイスト。

本書は、近所の古書店「あづさ」で買った。400円。

 

印象に残った個所をメモします。

 

歩いて行ける距離、そこに人がいて、情報があり、エネルギーがあるということ

それは社会生活の根本原則だ。P34

 

すでに物離れの時代が始まっているが、人々が欲しいもの、それはやがて“時間“

になっていくのではなかろうか。P54

 

これからは、学校教育のなかに遊びをとりいれていかねばならない。

それが、未来の教育というものだ。p60

 

都市に並木をつくるのでなく、並木,いや樹木のあいだに道をつくればどうだろう。

p132

 

 

鹿児島中央駅西口から伸びる並木道。25日午前です。