12月20日、天文館の本屋さんパーチで買った。(本ブログ・その150)

南方熊楠について、鶴見和子による研究を中心に紹介しています。

(松居竜五編。藤原書店、2015)

 

南方熊楠 1867-1941

鶴見和子 1918-2006

 

熊楠については、多くを知らない。

2018年秋に上野の国立博物館において開催された特別展を

見て詳しい研究状況を垣間見たことがあります。

 

本書は、2部編成になっていて、

第1部は、松居竜五による「鶴見和子とその南方熊楠研究」

第2部は、鶴見と4人の研究者による座談会

を収めています。

 

第1部p11-71を読んだ。

 

・鶴見による南方熊楠の思想が現代において持つ最大の可能性:

「地球は一つ、されど己が棲むところにおいてそれを捉えよ」p17

 

・「遊びとしての学問」p34

 

・(鶴見が病で倒れてから)

「手足萎えし身の不自由を梃にして精神(こころ)自在に飛翔すらしき」p50

 

・「ひとりの人間の命はちりひじのようにかすかで短い。ひとりの人間の生涯に

その志は実現しがたい。自分より若い生命に、そしてこれから生まれてくる生命に

志を託すよりほかない」(鶴見。p68)

 

第2部は、200ページを超えますが、読み終えたら改めてメモします。

 

 

本書でも度々登場する鶴見の「南方熊楠/地球志向の比較学」を買った。

(講談社学術文庫。1981年に第1刷。購入した2009年版は第40刷に達している)