今日午後、県立図書館第1研修室で鹿児島史談会の8月例会が開催された。

私は、会員ではないが、妻が発表者の尾口義男氏〈姶良市史料編纂委員〉に関心があるというので2人で出かけました。

 

江戸時代の薩摩藩は、他の藩と違って、

「外城」(とじょう)と「門割」(かどわり)という2つの特色ある仕組みがあった。

 

「外城」とは、藩主のいる場所には城を築かないで、領地の各地に支配の拠点を置いていた。(100以上)

 

「門割」は、他の藩の「五人組」の機能に近いという。

 

江戸時代の行政区分、石高、人口、統治システムなど、詳しい資料に基づき説明された。

最後に参加者から質問があって、

江戸時代の薩摩藩は、

本当に税負担が重い国で農民は惨憺たる状態だった

のか

意外と悠々と暮らせた農民もいたのでは?

という大問題になった。

 

簡単に結論は出ない問題だというのがオチです。