アメリカの投資家ジム・ロジャースの最新刊「日本への警告」

(講談社+α新書.2019年7月)を読んでいます。

 

ロジャースはすでに日本経済の未来に関する著作が幾つかありますが、本書は日本人スタッフが現在ロジャースの住むシンガポールに行って取材したものです。

 

以下、第1章の現状分析に関する個所からメモします。

 

・(日銀が国債を買うことについて)紙幣を無制限に刷っている。P29

・(日銀が紙幣を刷り日本株や日本国債を買いまくっている)日本円の価値は下がっていき、

いずれ物価は上がり、高齢者や若者は深刻な苦しみを味わう。P32

・(少子化と国の長期債務をかかえる日本は)長期的には衰退すると考え2018年秋には日本株をすべて手放した。P34

・歴史を見れば、オリンピックが国家にとってお金儲けとなった試しがない。P38

 

このブログ記事のタイトルは、本書の第1章からとった。

 

本書では、以下、

第2章 日本人が今克服すべき課題

第3章 アメリカ・中国・朝鮮半島の変化の本質

第4章と第5章は、投資に関する具体的なアイデアです。

 

昨日、安富歩の日本政治に関する分析を読み、今日このロジャースを読んだ。

 

世界をまたに投資してきたロジャースならではの直言です。