今朝18日付日本経済新聞5面に、

参院選の論点として「成長戦略」が取り上げられている。

吉川洋氏(東大名誉教授。立正大学学長68歳)の言う、

・アベノミクスを雇用情勢からみて評価

・観光が産業として育ってきた

・介護ロボットなどの先進的な技術を制度にどう織り込むか

の3点には強い違和感を持った。

 

「長期的な戦略がなく国全体の豊かさを高める視点に欠ける」

との指摘は同感です。

 

吉川先生は、政府の財政制度等審議会会長などを務めたというから

有名なT教授ほどひどくはないだろうけど政府側を支持する学者といえます。

 

午後になって、

どうしても(私は経済学の素人だが)この意見には納得できない

ことをブログで書いておこう

と思い、歩いて行ける鹿児島大学生協の本屋で

前には立ち読みで済ませた

金子勝「平成経済 衰退の本質」(岩波新書1769.4月刊)

を買ってきました。

金子先生は、同じ東大経済学部卒で、67歳というから吉川先生と同時代ですね。

 

金子著は多面的ですが、

重要な点について順次論点を整理してみたいです・・