fusanのブログ -2ページ目

       

 

     今日から8月、「暑中お見舞い」も「残暑お見舞い」となるが、

 

     燃えるような暑さの中で、今日も早朝から蝉の鳴き声が響いている

 

     昔は暑い時期に着る着物を「蝉の羽衣」と呼んだが、

 

     略して「蝉衣」とも、透ける着物を蝉の羽根に見立てたものだ。

 

     「蝉は三日、蛍は二十日」と言われるように、

 

     短い命のはかなさを象徴するかのように今朝も早くから鳴いている。

 

       

 

 

 

 

    昨日、故郷の友から「くじゅう連山」の写真が届いた。

 

    fusanの生家近く(大分県・竹田市・久住町)から見た山で、

 

    前面に広がる田んぼの稲から緑色の「穂」が真直ぐ伸びている。

 

    「高村光太郎」の詩に「ふるさとは遠きにありて思ふもの」とあるが、

 

    NET社会の現在、何時でもその時の情報を知ることが出来る。

 

    それでもこうして写真を見ると、多感な時代の思い出はもちろん、

 

    当時のことがありありと浮かび、懐かしくなる。

 

       

 

    「夏草ん土を選ばずしこっちょる」

      <夏草は土を選ばず茂っている・・・・大分弁俳句集より>

 

     何処でも見られる一年草だが、朝に咲いて昼にしぼむので、

 

     花言葉は「懐かしい関係」とか「恋の儚さ」と言われている。

 

     青い花の汁が染料としても使われるようだが、

 

     花は蜜を出さないので他の昆虫は寄ってこないという。

 

     連日燃えるような猛暑が続いているので、

 

     今日のブログ写真は涼しいものを選んでみたが・・・・・

 

       暑中お見舞い申し上げます

 

     間もなく8月、強烈な夏の陽射しに照り付けられ、

 

     まさに地獄の釜の熱さを想像してしまう。

 

     夏休みに入ったというのに、近隣に子供も少なくなったが、

 

     猛暑のせいもあるが子供たちの遊ぶ声が全くしない。

 

 

    「熊蝉はいっこん捕れん少年に」

               <熊蝉は全く捕れない少年に・・大分弁俳句集より>

 

     暑さが極限にたっする時期を迎え、

 

     強烈な陽射しが照り付ける下で蝉の鳴き声が響き渡っている。

 

     今日の「蝉時雨」とは、雨降る時雨でなく、

 

     たくさんの蝉たちが一斉に鳴いていることで夏の風物詩なのだ。

 

   ↑ ↓ fusan家から500メートルの場所にある「太陽と緑の道」の入口