[探索年月]2011年4月
ユースホステル、これまたあまり馴染みがない(と思う)施設の廃墟です。
簡単に言うと“安く泊まれる家のような温もりがある宿泊施設”。
夫婦で経営されていることが多く、泊まり合わせた宿泊者同士の交流が大きな楽しみのひとつ。
1900年台始めにドイツで発祥し、世界各地に広がりました。

この矢印が指す場所が、今回の探索の舞台であるJユースホステルです

少年自然の家や、青年の家などの研修施設と同じような造りの建物ですね

窓という窓、すべてに板張りがしっかりと施されています

いつものように外周をぐるり。春から夏にかけての廃墟探索は植物との戦い

物置小屋。こんなところもバッチリ施錠

建物の裏手。海が近いので潮騒の音が聞こえてきます

みんな大好物、廃墟の壁面に張ったツタ。屋根まで元気に伸びてます

さて、そろそろ中に入りましょう。目の覚めるようなブルーの靴箱がお出迎え

受付にはどこぞの学校の合宿のしおり。しおりって響きに郷愁を感じるw

真っ暗な事務所内。結構ものが残されていますね

廃墟名物「ケロリンの風呂桶」と、誰かのサイン色紙。合掌・・・

受付内から靴箱を。ここで勤務していた人は飽きるほど見た光景かな

施設の閉鎖直前に利用した学生さんからの寄せ書きも残されています

神棚にも利用者からのお礼の品。長年にわたり愛された施設だったようですね

廊下に出ましょう。人為的な破壊は見られませんが廃墟らしく荒れています

集会室入口。室内奥にはピアノが見えますね

入口横には、YHから見えた初日の出と鳥の写真が飾られています

かなり広い集会室。板張りの隙間から差し込む陽の光で室内は明るいです

部屋の片隅にはピアノがもう1台と、オルガンが1台

集会室と部屋続きで厨房。天井から日が差しているのでここも明るい

大量に残された湯呑み。棚のガラスは粗方割れちゃってます

厨房から一転、薄暗い廊下を歩きます

ペアレント(管理者)さんの部屋でしょうか?ジメッとした空気感

年季の入った煎餅布団にラジカセ、逆に新しさを感じるデザインのテレビ

壁には閉鎖時よりだいぶ昔の1996年(平成8年)のカレンダーが掛かったまま

この施設には所長含め、ふたりのペアレントさんが常駐していたようです

ジメジメ部屋を出て探索を続けましょう。出てすぐに脱衣室(女)を発見!

もちろんピンク色の嬌声など聞こえるはずもなく。素っ気ないお風呂場

ボイラー室。そういえばこの建物、男子棟と女子棟に分かれています

ボイラー室の中は特に変わったものもなく暗いだけ

女子宿泊棟への通路。やっぱりどうせ見るなら禁断の花園でしょうw

客室内。Oh...花園なんてそんな甘美な場所ではないですね('A`)

廊下も暗いし(´Д`)ハァ…

女子トイレ。どの設備も機能性重視で飾りっ気がないなぁ

一応客室もグルっと見ましょうか。2階へ上がります

廊下沿いに並んだ客室。YHでは、基本どの部屋もドミトリー(相部屋)です

この部屋は和室。布団を敷くのも畳むのも自分でするのがYH流

こっちは洋室。205号室というと・・・ここは男子棟のようですね

きれいに掃除された部屋も。並んだ2段ベッド。ロマンだなー

よし、だいたい全部回ったかな。YHちゃん、君に明日は永遠に来ないんだよ・・・

建物に背を向け、来た道をトボトボ戻ります。外界は空気がおいしい♪
海に囲まれた景勝地として知られる場所で約40年間営業してきたJユースホステル。
昭和40年代頃までは観光客以外にも学校のクラブ活動や企業の研修所として賑わい、年間1万人以上が利用してきました。
ここで知り合い結婚したカップルも多く、40組が一同に介してパーティーを開いたこともありました。
しかし利用者の減少から1990年代に一度閉鎖の話が持ち上がりましたがその際は具体化せず、以降も細々と営業を続けていましたが、採算面の厳しさや施設の老朽化を理由に2003年(平成15年)に閉鎖されました。
最終日には往年のファンが大勢駆けつけ、盛大にお別れパーティーが開かれました。
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【アルバム】Jユースホステル by (C)ふゅーりー