一昨日、『８人の女たち』大阪公演初日を観劇して来ました。
出演者全員宝塚歌劇団OGで、元トップスターかトップ娘役だった方たち。
(だから5人は「元男たち」かな
)
無人の舞台を見ながら開演を待ち、開演ブザーが鳴り暗転。
そしてライトが点くと８人が舞台上にカッコよく立っているオープニングはまるでチョンパ
そして皆さん赤系の衣装で、ある意味挑発的な感じもあったりして。
なんせ高身長な上にヒール、という方々が多く、ダイナミックでもありました。
だからもう、幕開きから引き込まれました
元タカラジェンヌなのに歌は無し、ダンスも無しのストレートプレイでしたが、芝居巧者の皆さんによる、とても面白く見応えのある舞台で、あっと言う間に終わりました。
セットチェンジも一度もなく、図書室のように天井まで本棚という部屋で、そのひと部屋のみでお話が展開していくのですが、ポンポン弾むように進んでいく会話に、見栄えの変化はないのに退屈する暇は全くなく、楽しくて仕方なかったです
再演とは言え詳しいストーリーは知らなかったけれど、“犯人”は正直初めからわかってしまい、最後もきっとこうなるなという終わりではあったけれど、クロズーズドな空間での殺人事件にありがちな、お互いが疑心暗鬼になってしまい肉親同士が醜い一面を晒してしまうという途中の展開も、なんせテンポよく進んでいくので面白くて
ミステリーなのかサスペンスなのかコメディなのかはたまたその全てなのか、とにかく演者の皆様の息の合った掛け合いに、全員元タカラジェンヌというのが無関係とも思えず、そして遠慮のないお芝居のぶつかり合いに、タカラヅカで培ったものが大きく関係してるんだろうなと思いました。
OGさんばかりのストレートプレイ、これからもどんどんやって欲しいなぁ。
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