レコーディング風景と、2人きりの対談(収録はラ・ロンドでしたね)。
対談は、服装からするとレコーディング2日目、順調に終了したあとにそのまま撮られたのでしょう、ホッとした空気も漂っていました
トークは、収録曲についての公演振り返りというような内容でしたが、プレお披露目の『琥珀色の雨』の「恋してしまった」の話で、
「忘れられない大切な作品。私達の歴史の中では古い歌になってるんだけど、メロディーが感情を引き出してくれて、音楽の力ってすごいんだなぁって思って…」
とサラッと仰ったのですが…
「私達の歴史」
余りにも何気なく仰ったのに、とても心に響きました。
そこから始まったのですよね
“収録を終えて”のお話では、
「やって来たことが間違ってなかった。
いい時もあるし悪い時もあるけれど、自分達のベストをどれだけ出せるかというところに常に焦点を当てて来たので、そういう意味では常にブレないものがあったんじゃないか。その日その日で全然違ったものはあったし、状態もあったけど、でもそこを常にずっと考えながらやって来れたのが良かったんじゃないかなって思う」
「最後のデュエットが終わってお客様から拍手を頂いた時に、今日もこの舞台頑張って良かった、次も頑張ろうと思えた日々がすごく幸せだったし、それを求めてやってきた」
と言うだいもん。
主語は「私」ではなく「私達」
はっきりそう仰るわけではないけれど、お気持ち伝わって来ます
「振り返ってみると、ものすごく考えなくても望海さんの考えてることや舞台での呼吸とか歌とか、ここできっとこう来るかなとか分かってるかもしれないということはすごく思って、だてにお隣に長くいないぞって(笑)」
と言うきーちゃん。だいもんも声をあげて笑う
いろんなことを話しながらやって来た中での雪組のみんなの力はとても大きくて、みんなが支えてくれたから成り立っている日々だった…と、何かにつけて過去形になっているのが、聞いてて寂しくもありました
実際、
「最後だし、緊張感を持ちつつ、お客様に一番いい状態のものをお届け出来るように頑張りましょう」
というお言葉も
わかっていても、何とも言えない気持ちになりますね…
やはりこのお二人は、お二人揃っての退団以外あり得なかったなと改めて思いました。
「だい」には「きほ」しかないのだと、お互いに。
“本望”となるよねそりゃ
レコーディング中、演出ではなく自然と見つめ合ったり微笑みあったり、二人のマッチした呼吸や絆も感じました。
レコーディング後に確認している姿は、目を瞑るタイミングから傾げた首の角度まで一緒で驚きました
ボーナストラックの「南部讃歌〜石を割って咲く桜」は元々の予定にはなく、手島先生から「お願いがある。もし良かったら歌ってくれないか」と言われ歌うことになったそうで、それを“サプライズプレゼント”とだいもんは言われてましたが、ファンにとっても大きなプレゼントですね
一日一日終わりの日は近づいて来るけれど、いろんな形で「だいきほ」を残してくださるのはありがたいですね
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