『ロミオとジュリエット』キャスト感想② | furuzukka 24時間タカラヅカ
続きです。


乳母くらっち。
乳母とは文字通り「乳の母」。

そもそもは実母に代わって母乳を与えていた人を「乳母」と呼んだようですが、この乳母はジュリエットが呼んでいる通り、「ばあや」程度のようですね。
16歳になるまでばあやの結婚歴も知らなかったというのも不思議な気もするけど、その人の元々の家族について考えが及ばないほど、常に一緒に過ごしてくれた人だったのでしょう。

そんな関係性がビシバシ伝わって来る、なこちゃんとくらっちの絡み。
「ばあや」と呼ばれるような役を楽々こなすくらっちの「あの子はあなたを愛してる」。泣ける笑い泣き
母性を余すことなく放出している乳母くらっちがいるから、なこジュリエットも自分らしく生きて来られたのだとわかります。
とにかく素晴らしい!!


ロレンス神父えまさん。
初演からずっと出演なさっているなんて、イケコ先生の仰るように本当に「守護神」…「神」キラキラ
こっちゃんが「自分に歌いかけてくれるんですから」と感激するほどの存在じゅんこロレンス。
でも、いくら両家が和解したところで、彼は死ぬまで悔いて、懺悔しながら生きていくんだろうなと、神父のその後の人生を思うと辛い。


両家の両親みきちぐさん、なつさん、みっきー、あんるさん。
母達はなんせ歌がビックリマーク
男達を責める歌では怒りが、子供達を思う歌では慈愛が、ヒシヒシと感じられます。
お二人のデュエットの心地良いことったらキラキラ

父達には威厳とハッタリを感じます。
みっきーパパの娘を思う気持ちはちゃんと分かりますよ笑い泣き
愛情表現間違ってるかもしれないけど、娘の幸せを願ってることは確かだし、ちょっとはわかってあげてよジュリエット。
みっきーがNOW ONでポツンと仰ってましたが、パリスと結婚した方が良かったって私も思いますよ…ぼけー


両家を取り巻く若者達は皆さん、相手方に対する憎しみ半端なくって、どれだけマインドコントロールされつつ育ってきたんだと切なくなるぐすん

その思いがこもったダンスと歌に圧倒されます。
どこの場面だったかな、りらちゃんが180度開脚でリフトされて回ってるところがあり、びっくりしましたびっくり
あれはダンスの域を超えてませんか?!
リフトしてる生徒さんもすごいけど(どなたか確認できず)びっくり


あと、バトントワリングのピエロさんはどなたでしょうか?
私が見た時は一度だけ落とされましたが、そもそもあの場で一人でバトンの美技を披露するなんて毎日が緊張でしょうね。
舞台度胸がついていいかもしれない。



キャスト感想とは違いますが、ロミオは殺人を犯した罪人なのに、終わりに行くに従いみんなそれ忘れてない?!な展開が気になる(笑)


それがロミジュリと言えばそうなのですが、もし「死」に操られてのこととしても、反省してるのか?君?って気になってしまうのはなぜゲラゲラ


ジュリエットと会えないのが辛いとか泣きごと言ってるけどね、あなたティボルト殺してるんだよ?と…


そこらへんうやむやになっちゃって両家の大団円を迎えるラスト。
まぁ、ヴェローナの平和のためにティボルトやマーキューシオの死も無駄ではなかったということでにやり


それから、神父さんのお手紙があと一歩というところでロミオに届かないところでは、「志村うしろー!!」みたいな気持ちで叫びたくなってしまうのなんとかしたい…


あの、実体のない「死」が毒を売っちゃったりするのも、おいおい肉体あるのかい…なんて思うしね(笑)
何度見てもその辺り、結構ご都合主義ねって思ってしまいますアセアセ


もっと素直な気持ちで見ないとね…
誰かに取り憑いたんだな、とかね。



Aパターンも見られたら、また感想書きたいです。







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