オンリーワンの寺 大念佛寺 | 乗り鉄親爺の寺巡り

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鉄道大好き親爺が列車や車で、写真を撮ながら、時々計画を立てて、大好きな作家五木寛之さんの「百寺巡礼」のように全国の寺巡りをしています。

おやじ百寺巡礼 

         ≪NO78

大念佛寺(だいねんぶつじ)  

         《大阪市平野区

       令和6年8月27日(火)

富田林駅から近鉄長野線に乗り

終点の大阪阿部野橋駅へ着きました。

 

この駅は

JR天王寺駅と直結しているのですね。

そして

この街には

あべのハルカス」が建っています。

この300㍍の超高層ビル

電車から見上げました。

 

まだ時間的に余裕があったので

明日、予定していた

大念佛寺」へ行ってみることにしました。

 

JR天王寺駅から大和路線で二つ目

平野駅に「大念佛寺」はあります。

 

平野駅下車5分と書いてありましたので

多少疲れもありましたが

降りて向かってみました。

 

寺は遠くからでもわかりましたが

入口がわかりません。

逆方向へ歩いてしまい、

 

しっかりとした土塀沿い

グルーっと

ひと廻りしてしまいました。

 

ようやく

山門」が見えてきました。

大念佛寺」の

大きな石柱がありました。

山門の扁額には「大源山」の文字が

金色に光っています。

 

傍らには俳人「一茶」の句碑がありました。

 

残念ながら「本堂」は大改修中で

テントに覆われていました。

 

隣にある

瑞祥閣」に寄ってみました。

中から「御詠歌」のような

お念佛が聞こえていました。

声明(しょうみょう)」という

融通念仏宗独特の

お経の唱え方の様です。

 

寺務所と斎堂です。

「本堂は大改修中です」という

大きな看板がありました。

 

円通殿」は

少し変わった形をしています。

 

地蔵堂」です。

中には

道路端や野道でみかける

お地蔵さんとは違う

立派なお地蔵様が立っていました。

 

経蔵」です。

白い漆喰壁が塗られており

他の堂とは少し違った趣でした。

 

中には融通念仏宗の宗祖である「良忍上人」の立像が

安置されています。

まるで歌を歌っているかのように

見えます。

声明を唱えているのでしょう。

 

楽奉殿」です。

階下は休憩所と書いてありましたが

入れませんでした。

 

少し奥の方に行ってみました。

創建時からあるという「大楠(おおくす)」が

見上げるように立っていました。

ご神木なのでしょう。

太い縄が巻かれていました。

 

幹が太く

本当に立派です。

しっかりと触らせていただきました。

 

そしてすぐ近くには

やはり大きな「鐘楼」が

建っています。

 

一番、観たかった本堂

テントに覆われ

中に入ることもできませんでしたが

 

お目当ての「良忍上人像」や

大楠」を観ることができたので

良かったと思いました。

 

山門」が青空に映えています。

 

融通念仏宗の寺

この関西の地域しか無いようです。

一人が皆のために

  みなが一人のために・・・

 「one for all all for one

そんな理念を掲げた

 

オンリーワンの寺

 

本堂に入り、本尊に向かい

手を合わせて見たかった、

 

そんな気持ちになりました。

 

再び平野駅に戻り

ホテルを目指します。

 

さあ、今夜の夕食は?

もちろん

大阪名物「串カツ」で

一杯でしょう。

 

明日へのために

疲れを取るには、これが一番。

大阪の夜も堪能しました。

       (2024.9.3 記)

 

大念佛寺(だいねんぶつじ)

【宗 派】 融通念仏宗総本山

【本 尊】 十一尊天得如来

【山 号】 大源山(だいげんざん)

【所在地】 大阪市平野区平野上町1-7-26

【電 話】 06-6791-0026

【拝観時間】9:30~16:30      

【拝観料】   境内自由   

【交 通】 JR平野駅から徒歩5分