がんばれ和歌電!(和歌山電鉄) | 乗り鉄親爺の寺巡り

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鉄道大好き親爺が列車や車で、写真を撮ながら、時々計画を立てて、大好きな作家五木寛之さんの「百寺巡礼」のように全国の寺巡りをしています。

2023.3.15

乗り鉄おやじの列車旅

百寺巡礼の寺巡りで

和歌山県を訪れた。

 

和歌山と言えば那智の滝

熊野古道、南紀白浜温泉

そして

アドベンチャーワールドの

パンダ君たちとなるだろう。

 

南紀の青岸渡寺

百寺巡礼の寺に入っているのだが

残念ながら日程の関係で

次回訪れることにした。

 

今回は県庁所在地の

和歌山市周辺の寺巡りである。

 

予定通り?とはいかなかったが

最終日、帰りの電車の関係で

少し時間が取れた。

 

となれば

 

乗り鉄が趣味でもあるので

和歌山電鐵に乗ることは

使命みたいなものだ。

 

 

一昨日、和歌山駅で見た

チャギントンの電車が頭から離れない。

あれは何なのだろう?

 

岡山の路面電車みたいだ。

なぜ、和歌山に?と思って調べたら

和歌山電鐵の親会社が岡山電気軌道だそうである。

特別なラッピング電車だったのだ。

 

和歌山電鐵と言えば「ねこたま電車」で有名だ。

終点の貴志駅には「ねこ駅長」がいるのだろうか?

 

そんなことを思いながら

和歌山駅の改札口に行くと

和歌電の改札がない。

 

仕方なくスイカでJRの改札を抜けた。

 

パンダカラーリング列車ではないが

287系の特急くろしおが停車していた。

 

地下通路の先に和歌電の切符売り場があり

切符を買おうとすると

スイカは使用できず

帰りにJR改札口で入場したことを

キャンセルしてもらうよう説明された。

 

和歌電の一日フリー切符(800円)を購入し

ホームに停車している「漆黒カラー」の

電車に乗りこんだ。

内装がすごい。

これはどうしたことだ。

特別列車なのだろうか?

木材を多用していて

どうも水戸岡鋭治」デザインっぽい。

後で調べると

たま電車ミュージアム号というらしい。

もちろん水戸岡氏のデザインであった。

 

これが普通料金で乗れるのかと

びっくりである。

平日の午前中でもあり、乗客も少ない。

ラッキー

二両編成の車内をくまなく見学した。

ガチャポンまで置いてある。

思わず、記念に買ってしまった。

単線なので列車交換の合間

運転手さんと少し話をした。

 

この電車は2年前のの12月に走り始めた

新車だそうである。

「お金がかかったでしょう」という質問に

クラウドファンディングのおかげです」

と答えてくれた。

 

素晴らしいことである。

 

沿線の見どころは神社くらいしかない(失礼!)

この鉄道に「たま駅長」や

特徴ある電車が

次々にやってくる。

 

観光客や鉄道ファン

乗ってみたくなるわけだ。

 

そして運賃も安い

 

わたしも赤字で苦しんでいる

田舎のローカル私鉄

沿線に住んでいるが

このような私鉄を

ぜひ見習ってもらいたいと

心から思った。

 

列車交換駅でも

いろんな電車がやってくる。

 

イチゴ電車だ。

約30分の乗車で

終点の貴志駅に到着した。

たま電車ミュージアム号を見送る。

帰りの電車は「ねこたま電車」だった。

これも面白い。

内装も少し古びてきたが

さすがである。

二代目たま駅長には会えなかったが

片道14~5㌔の小さな旅を満喫した。

 

とても楽しい時間だった。

 

和歌山電鐵、最高である。

 

がんばれ「和歌電!」

 

心から、そう思わずにはいられなかった。

            (2023.3.16)