ポスチャースタイリスト古谷維久子です。
『10円玉の柄』としか、知らなかったので
3時間後の帰るころには、修学旅行生やツアー団体客で、
今からこの中に入れるかと思うと、わくわくします。
そして、お決まりの(笑)
無事に、一番最初の時間
9時半の入場予約チケットをゲット。
『5分前に、集合してください。』
ということで、それまでは境内の自由散策へ。
池には、蓮の花がたくさん咲いています。
こちら、日本三銘鐘の一つだそう。
写真禁止のため、ありませんが
羅漢堂の、天井の龍が力強く、何度も覗いて拝見しました。
正面からは、池を挟んで遠くに見えた鳳凰堂。
裏からだと、屋根の鳳凰もはっきりと見えました。
集合時間5分前に、指定された場所に行くと
すでに長蛇の列。
見学は、一度に50名入れるそうです。
時間になり、ガイドさんの案内に沿って進みます。
拝観中は撮影が一切出来ないので写真は無しです。
その前の、注意事項が、重要文化財の中に
今から入らせていただくのだという、緊張感すら覚えます。
要約すると・・・
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こちらの鳳凰堂だけが、平等院建立以来、
一度も焼けたことがなく
当時のままの姿で現存しています。
そのため、柱も壁も、一切触れないように。
入り口で靴を脱ぎますが、その際も不安なかたは、
一緒のかたが、身体を支えるなどして、周りに触れないように。
傘も、全体がカバンに入るもの以外は、
折り畳みの傘も、外の傘立てをご利用ください。
カバンなど、手荷物は全て身体の前に、密着させて持ち、
壁や柱などに、擦らないように。
*****
厳重な案内です。
1000年余り前の建築物なので、当然と言えば当然かな?
鳳凰堂の特別拝観は15分ですが、
阿弥陀如来様を仰ぎ見ながら、説明を拝聴するのが10分ほど。
狭い内部ですが、自由にみられるのが5分ほど。
大きな阿弥陀如来様を間近に見られて、迫力満点。
周りの、26体の国宝・雲中供養菩薩像も、
どれひとつとっても同じものはなく、
平安の世の、極楽浄土への願いを感じられました。
特別拝観の後、改めて正面から拝みます。
先ほど仰ぎ見た阿弥陀如来様。
改めて合掌。
平等院の中にあるミュージアム鳳翔館で拝見した、
残りの国宝・雲中供養菩薩像も、一体一体がかわいらしく、
楽器を奏で、踊り、合掌し、
まるで極楽浄土へのオーケストラのようでした。
特に、 縦笛を重ねたような笙(しょう)を持った
南21号の雲中供養菩薩像が、私のお気に入り。
音が聞こえるような気がする、躍動感が素晴らしいです。
行かれた方は、ぜひ探してみてください。
江戸時代の地層から1粒の種が出土し、
それを発芽させたという、貴重な古代蓮。
古代蓮に由来する白蓮はこちらの「平等院蓮」のみだそうです。』
源氏物語に思いを馳せ
宇治橋を渡ります。
今はなかなか見なくなった、電話ボックスにも
鳳凰が乗っています。
京阪の宇治駅を挟んで反対側にある、
お茶と宇治のまち歴史公園交流館「茶づな」に向かいます。
その様子は別記事で。
紫式部も、道長も、
この地を歩いたのだと思うと、ロマンが広がります。
今の姿勢・歩き方で10年・20年後のあなたの身体が決まります。