今日は和光市の高齢者保健福祉計画を学ぶため、同市内にある高齢者専用賃貸住宅「リーシェガーデン和光」を訪問しました。厚生労働省老健局 東内京一課長補佐から「和光市長寿あんしんプラン」の説明を受けました。同市では高齢者の状況掌握のため、「スクリーニング事業」を行っています。未回収のところへは、担当の職員や民生委員が徹底して家庭訪問をしていくそうです。孤独死はゼロに近いとのこと。それをもとに、地域的にも、そのニーズや偏在性に合わせて、施設が乱立しないよう計画を立てています。また、住宅政策も充実しており、高齢者専用賃貸住宅やケアハウスの整備、家賃補助などに取り組んでいます。

所在不明の高齢者の問題がクローズアップされている昨今。和光市の高齢者一人一人が必要としている福祉を届けようという、徹底した姿勢は、これからの社会保障を考える上で非常に参考になりました。

夜は、サントリー美術館、根津美術館、現在建築中の歌舞伎座などを手がけてきた建築家、東京大学教授 隈研吾氏の講演を聞きました。
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